先週7月2日、九州経済産業局と福岡アジアビジネス支援委員会(福岡商工会議所、ジェトロ福岡、福岡市、福岡貿易会など)が主催するセミナーに参加した。
会場は150人程度の参加者。
中国市場にアプローチを検討しそうな企業参加者はこの中でも半分以上はいそうで、結構多いと思う。
アリババ・ジャパンのサービスがスタート!
スピーカー三者の中では、特にアリババが日本でソフトバンクと合弁で設立した、アリババ株式会社の話が興味深かった。
セミナー直後には名刺交換しようと、アリババの方に2~30人並んでいたので、参加者の興味度合いが窺い知れた。
この7月1日にこのサービスを開始したという話なので、ホットな話題だ。
中国のみならず、欧米、中近東でも日本の中小企業の商材の販売支援を進めていくとのこと。
現在、中国最大の企業間ネット取引サイトの日本版で、中国側から見ても日本の本物はこのサイトにあるという流れになりそう。
翻訳なども雛型に沿った分については自動翻訳で、代金決済も原則3%の手数料で、代行する。
代金決済保障に関しては、懸念される部分が一部残るとしても、よくよく考えられたシステムだと思う。
アリババ・ジャパン
他にもある
それとは別にこんな例もある。
三井住友カードは中国のキャッシュカード(プリペイドなど)最大手、銀聯で決済できるヴァーチャル・ショッピングモールを開設。(本年2月)
ニュースリリース
http://ir.veritrans.co.jp/library/public_relations/20090126.html
中国で日本製品を購入できるECモール「佰宜杰.com(バイジェイドットコム: http://www.buy-j.com )」
また、日本郵政グループの郵便事業会社や全日本空輸など16社が新組織を作り、アジア各国でのネット通販に関するサイト構築からプロモーション、配送、代金決済までのサービス絵を一貫して行うというもの。(本年4月)
ニュースリリース
http://www.sbigroup.co.jp/news/2009/0422_2396.html#more
http://www.retech.jp/news/2009/04/sbi16ec.html
今後は、中国人民元が国際決済できるようにする取り組みも進む中で、こういった動きが日進月歩していく。
http://www.excite.co.jp/News/china/20090701/Recordchina_20090701023.html
さて、皆様の経営課題にアジアでの販売も着目してはいかがでしょう。
もしご検討企業がありましたら、ご一報いただけると幸いです。
(おまけ=発音の理解)
セミナーついでに言えば、セミナー参加者は中国人の方の話を理解できたかな?
中国人スピーカーのネット取引の解説の中に、ブロガー達が重要だという説を垂れていらっしゃったが、情報リテラシーと、中国人の発音慣れという観点で言えば、あれは、ブローカーと聞こえた人が相当数いらっしゃると思う。
そんな心配しながら聞いた小生であった。・・・ん?余計なお世話?・・・すみませんね~