新聞報道によれば、麻生太郎首相は6月30日に都内で講演し、北朝鮮に対しに米韓両国、中国、ロシアの4カ国と日本が緊密に連携し「強い圧力」をかけていく方針を表明した。


ということで、我が国側にとっては至って当たり前の言葉なのだが、当の北朝鮮側にとってはどうだろう?


どこかの議員が、「圧力をかけるべき」と言っても、問題はないし、多くの議員たちがもっと強硬な姿勢を取れと主張しても良いところであるが、一国の首相の言葉としては、言い方があるのではないだろう?


たとえば・・・


あらゆる外交手段を用いても北朝鮮と真摯に対話機会を持ち、核、拉致問題に対し、国際社会が北朝鮮に対し厳しい対応を取らなくていいような方向に進むよう、解決に対し4カ国と連携し強く促していきたい。


とでも、言えばまったく同じ意味でも、相手国に対しては捉え方が違ってくると思う。


相手国の尊厳も多少は認めつつというニュアンスだ。


外務官僚が書いた原稿か、首相官邸のどなたかが書いた原稿かどうかは知らないが・・・


首相以下、与党の方々、外務省の方々、本来持っていらっしゃるインテリジェンスをしっかり発揮して、問題解決に邁進していただきたい。