映画「ホテル・ルワンダ」を観た。


社会派映画をDVDで観た。

ルワンダの民族間の抗争により、約100万人が虐殺されたという事実がほんの10数年前に起こっており、その中でのホテル・ルワンダの支配人が1200人余りの難民をかくまい、その命を救ったという事実を描いたドラマだ。


ブログにも書いたが、今年一月に観たチェ・ゲバラの2部作の監督、スティーブン・ソダーバーグの作品で、ドン・チードル主演の問題作だ。

小生のブログ(チェ・ゲバラを観た)  http://ameblo.jp/gcom-mura/day-20090221.html



ホテル・ルワンダ:映画紹介のサイト↓

http://www.movienet.co.jp/movie/opus06/hotelrwanda/index.html


(以下、同サイトより抜粋)


欧米では2004年に公開され、アカデミー賞の主演男優賞、助演女優賞、脚本賞にノミネート、同年のトロント国際映画祭では観客賞を受賞するなど様々な映画賞で受賞、ノミネートされ、圧倒的な評価を獲得してきたこの作品だが、日本ではずっと公開のメドがついていなかった。その理由には様々なことが絡んでいたのだろうが、明白なのはヒットが見込めないということだった。こうした状況に立ち上がったのが、この作品を日本の映画館で観たいと願う映画ファンたちだった。彼らはネット上にサイト(『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会 http://rwanda.hp.infoseek.co.jp/  )を立ち上げ、公開に向けての署名活動などの活動を開始。最終的には約3ヶ月で4,593名の署名を集め、配給会社も名乗りを上げ、作品の公開が決定した。


以上の文を読んで、筆者は改めてネット社会の利点が進展していることに敬意を表したい。

世界的賞を総なめにしているような映画が日本で公開されないことに対し、ネットが重要な役割を担い公開できたという経緯だったそうだ。

同じ背景下の話題作、「ルワンダの涙」も公開されたが、筆者はこれから観ようと思う。


・・・そしてこの、文中に曰く。


このルワンダで起こったような出来事は他の国(その99%が経済的にも恵まれていない国)で繰り返し、頻発している(例えば、スーダン、リベリア、コンゴ)。


筆者が知っているのは、最近のソマリアも。


その中のどこかでは、この映画の中であらわされているようにルワンダで行われたのと同様に、ラジオが民兵または暴徒を煽り、殺戮を正義とし、歓喜させている狂気だ。実に恐ろしいことだ。


日本では第2次大戦で日本人兵が約二百万人亡くなり、国内でも沖縄総攻撃、関東大空襲をはじめとする各地の空襲で民間人に対する無差別攻撃、さらに広島、長崎原爆の大量殺戮により、当時の国際法でも銃を向けることを許されない非戦闘員が約数十万人殺された。

お隣では、中国共産党軍による中国人民約二百万人の虐殺。

先月、裁判が始まったばかりのカンボジアでは、ポルポト政権下の人民大虐殺では約二百万人。・・・・


われわれ人間の中にこんな狂気が潜むのか、止めることはできないのか。

この映画は重すぎる。本当に起こった真実の映画だけに・・・。


ぜひ、「ホテル・ルワンダ」を観ていただきたい。