九州国博に行った。九州国立博物館!


ここ大宰府は小生の母の里だし、里歩きにくっついて行ってたので馴染み深い。

大宰府には行き続けているし、母の里の本家長男の叔父(故人)は大宰府天満宮社務所に勤めていたし、母方の親戚は論客ばかりで大宰府の史実などは聞かされていたので、自分も詳しい者の一人といえる。


だから菅原道真の話も昔っから、タップリ積み重なった知識がある。


で、行ってきました九州国立博物館。特別展「国宝・天神さま」!


 
久しぶりにやって来た、九州国博!


国宝である北野天神縁起絵巻 承久本(北野天満宮蔵)や、同タイトルの北野天神縁起絵巻(アメリカ・メトロポリタン美術館蔵)など貴重な展示物にお目にかかれた。国宝もかつてない規模で集められている。

(福岡の皆さん、必見です!)


太宰府天満宮は福岡では重要な観光地の一つとなっており、全国から学問の神様として詣でる人々が多い。

しかしながら、すでに進行中の少子化がもたらす影響は必至で、ここも学問ばかりではなく、別のファクターで呼び込もうという努力がなされている。


ところがそこに、国博開業という神風が吹いた模様だ。つまり国博の吸引力にあやかって、(といっては恐縮だが)観光要因のポテンシャルと地域内の回遊性が高まり、門前町型の観光吸引力は確実に高まった。


この日、韓国人団体観光客を結構見かけた。彼らは当たり前のごとく日本式の鳥居をくぐり、賽銭箱に小銭を投げ入れ、ほとんど日本人がするのと同じように見よう見まねで、拝礼していた。少なくともこの空間において、韓国国内での主流派が嫌日・排日だという事実を忘れてしまいそうだ。むしろ日本式に行うことを楽しみにしているようで、笑顔が絶えない。


今後の観光マーケティングは、東アジア~アジア全域との結びつき無しでは考えられない。

これから、さらに九州国博の意義と存在価値は益々高まるであろう。


地元の人間にとって、九州国博は実に喜ばしい頼もしい存在である。