ラグビー試合観戦
6月8日日曜日。久しぶりに福岡の博多の森球技場(レベルファイブ・スタジアム)にやって来た。
IRBパシフィックネーションズカップ・ジャパンラウンドの開幕第一戦、日本代表対オーストラリアA代表の戦いだ。
先週5月31日、ニュージーランドのクラシック・オールブラックスに負けはしたが、僅差のいい戦いをしたので、今日の戦いも結構期待していた。
この日は、涼しい空気でラグビーがやり易い気候。
私は税理士ヤマちゃんとオーストラリア人カップルのアンディ&ジェニーを誘い、4人組で観戦。
我等がシザースクラブのゼネラルマネージャーのヒサオとは試合後に会ったし、我が高校OBで九電の現役プレイヤーの吉上や松本にも言葉が交わせた。大先輩もいらっしゃって、回りは九電関係者がどっさり。
こういう場に来ると、当然ながらラグビー関係者にどっさり会うので、ラグビー熱が呼び覚まされる。
アンディとスコアの予測の話しして、私は10対20ぐらいと予想。
アンディたちはオーストラリアは代表チームのワラビーズが見れるのかと期待していたようだが、ネクストチームも南半球のスーパー14に出ているレベルばかりだと説明してあげた。
ワラビーズだったら、0対80ぐらいになるかもと、冗談半分で言ったら納得していた。
小生としては、いささか辛い冗談だが・・・
私たちはバックの正面という絶好の場所。この季節はグラウンドのグリーンも周囲の森も新緑で、とてもきれい。
ここから見ると正面の観客はまばら。
日本代表戦なのに、観客の入りは悪い。最近ラグビーは不人気スポーツなので。
でも、もうちょっとねー、何とかしなきゃ、、
前半は、日本のドロップゴールで先制点を取ったが、その後はオーストラリアA代表のワンサイドゲームだった。後半では日本が奮起してモチベーションが立ち直り、気迫のぶつかるいい試合となった。
前半はタックルポイントでの個人プレーが負けていた。
相手はタックルポイントから倒れずに3~4メートル前進するが、日本はタックルポイントで押され気味、タックルラインのまんまポイントができてしまう。
相手は目の前にディフェンスの隙やスペースがあれば、瞬時にトップスピードに切り替えて、割ってくる。うまく走らせてしまう。
地域をゲインする気迫が、前半戦は完全に負けていた。
しかしながら後半はトライに繋がるミスもあるが、ほぼ互角に戦った。
特に後半から交替出場のロアマヌが素晴らしいスピードの突込みを見せたりして、チームのムードがいいほうに引っ張られて好印象だった。
カーワンヘッドコーチやコーチ陣も課題が多そうといった表情か、元気がない。
世界でベスト16に入るには、フィットネスももちろんだが、ゲインライン突破のための執念で相手の隙をビシビシ突くようなプレイが必要だ。前進する執念と、瞬時に切り替えるスピード感や判断力を、もっと鋭く研ぎ澄ませることが必要だ。
日本代表戦から展望できるラグビー文化のマーケティイング課題は多いが、何よりも代表がテストマッチに勝つことが必要。
選手にはCAP数は誇りだが、純粋な評価としてはテストマッチの勝ち試合CAP数でランク付けしてもいいかもしれない。
勝つための「もう一歩、前進する執念」を、叩き込んでほしい!
日本ラグビーフットボール協会
http://www.rugby-japan.jp/index.html
日本代表情報
http://www.rugby-japan.jp/japan/japan/2008/id4308.html