先週土曜日は、お茶の会「夜噺」に招かれ、初体験。
一月は初釜。
去年から習い始めた裏千家の先生の久留米のお宅で、今年一月は初めての初釜に参加。
初釜の時の感想は、お茶の稽古の時にやっていることが断片的であったのが、すべて一連の流れがわかったこと。奥深さや、おもてなしの心。また招かれた者の所作、礼儀など、初めて全体像の中で体現できた。
そして先週、3月1日に「夜噺」お茶会。
ろうそくの灯だけの中で、完璧な作法どおりに進められた。
何もかもが奥深く、新鮮で、これぞ日本のおもてなしの文化の極致。
正客の横に座らせていただいたが、正客の方も私の次の方もそのお次の方もお茶の先生。
お招きいただいた8人中、私が男性で一人だけの参加だったが、私が初心者なので、先生二人に挟んでいただくというご配慮であった。
長崎から、小倉から、先生方がお見えになっておられ、一番の初心者である私も緊張。
茶室もろうそくの灯だけで、風情満点。
お庭を見る。お庭の灯もろうそくだけ。
手水で手を洗い、口をゆすぐ。茶室へ入る。拝見。
その後、指導を頂きながら見よう見まねで会席料理を頂く。頂き方も正式な作法にのっとる。
お酒も振舞われて、加えて主人とお客の千鳥という作法にのっとって、進行。
主人側はお客をもてなすのに対し、物凄い準備、エネルギーが必要だということが凄く理解できた。
食事の後は、またお庭見から、また回って茶室へ。そして、茶菓子、濃い茶、薄茶を味わう。
使われる器もものすごい価値のあるものばかり。両脇の先生方から色々教えていただいた。
そうこうするうちになんと、時間は10時半。5時集合から約五時間。
結構な長時間だが、この空間は宇宙だ。時間をも感じさせない。
酒も少々頂いたが、緊張感で全然酔わない。
帰路は一旦中洲を経由し、行き着けのバーで緊張感を落ち着かせて帰宅。
何とも、日本文化の奥深さ、気高さにノックアウトの日であった。
小生も日本の伝統文化に触れながら、多少なりともわかる者側に居たいという思いが大きく膨らんだ。
翌日、足が筋肉痛。正座で頑張った証拠かな。