そう、そのブランド話。


昨晩、テレビで紹介された、キリンから発売している「世界のキッチンから」シリーズのこれ。


 ディアボロ・ジンジャー

味?まあまあ美味しい。グレープフルーツベースで、ジンジャー(しょうが)味。

だから?・・・・

何ってことはない。ジンジャーエールの兄弟分みたいなもん。

ただね、せっかくキリンが「世界のキッチンから」シリーズをブランド定着を図り、進化発展を目指したならば、ちょっと無理かも。


私は随分前に、コンビニで買ったけど、まず店頭での存在感が希薄。単品で見るとそれなりかも知れんけど、プレゼン力が弱い。文字も見えにくい。下部のサブコピーに「フランス プロヴァンスの智恵から」とあるが、何とも弱々しい。商品開発の気持ちはわかるけど・・・・商品コンセプトよりパッケージのデザイン力に問題がある。


一方でこのお菓子。「風雅巻き」という海苔菓子。

何かと言うと、豆菓子の海苔でくるんだ、それだけと言えば、それだけ・・・。


 豆の種類が豊富


しょう油大豆、しょう油そら豆、しょう油ピーナッツ、しょう油カシューナッツ、わさび大豆、チーズあられ、こんなラインナップだ。

だから食べてて楽しい。うん、日本人の味覚にはビッタシはまる味。

百貨店関係の方から毎年頂いている逸品だ。これは良だ!

   
海苔で連なった豆をくるんでいる。       カシューナッツもなかなか旨い。


さて、このように大企業、中小企業と規模ではなくても、片やずーっと継続するブランド。

大手企業もブランドの開発育成、継続拡大といったシナリオをエリートたちが束になって頑張っていることだろう。でも消えるの沢山。


まあ、その話はまたにして、前回約束のブランド話の続き。


【白い恋人事件によって見えてくること】

悪いことして消える前に、,,,必要なことは、やっぱりマインド。

燃える情熱、強い意志。

どうだろ?

【コンプライアンス】

大手ナショナルカンパニーならばブランドという価値が痛いほど理解が及び、製品の品質管理などのみならず、経営の本質に迫るコンプライアンスへの取組みを真剣に進めている会社も多い。上位企業の全部が全部なら良いのだが、必ずしもそうでないのは残念で、今後も色々発覚してくるであろうと予測することは容易だ。


そのような時代の流れの一方で、中小企業や古い体質の企業では、良くないとわかっていても実行が伴わなかったり、社内で隠蔽してしまうことも多々ありそうだ。このくらいのちょっとしたことなら・・・とか、同業他社もやっていることだから・・・とかの軽い意識を経営者や職位的上位の管理者が持っているとすれば、下の者も逆らえない状況もあることだろう。


内部告発は日本の企業体質にそぐわないという声もあるが、果たして本当だろうか?

昔ならバカ殿様に腹を斬ってでも箴言するという家老が居たりもしたのではないだろうか。ヤクザ者の世界でもバカ親分に自分の指を詰めてでも直訴するということもあったのではないだろうか。

(ホントかどうかは知らないが)


【中小企業の課題】

さて、ブランド力を高め、維持して確立させたいとする中小零細企業において、しかもローカル地方においてどう取り組むのか。

微小なエリア、規模、従業員数、顧客数など最小単位で考えたほうが、よりわかりやすい。


なぜならば、様々な連関する要因、つまり、しがらみが容易に曝け出されるのではないだろうか。一方では狭い縁により抑え込み易いという考えもあろうが、悪いことの隠蔽は長続きできないと考える。

社内の従業員も仕入先も納入業者も購入者も、地縁、血縁の濃い社会であればあるほど悪事は染み出てき易くなると思う。


【必要な事業マインド】

大も小も、都市も地方も、根幹的な事業マインドは次の三点。


1.良い物、良いサービスを売る。

2.より高い顧客満足を提供する。

3.経営者、従業員やその家族が会社と仕事に誇りを持てる事業を行う。


並行的に、広報・PR、広告などの告知やプローモーションなど様々な戦略実行によって、ブランドパワーが勝ち得られ、それに至る時間も早まることであろう。


はい!我が社も頑張ろう!

先ず第一歩は、この事業を行う根幹的なマインドが最重要であることの認識から、仕事を組み立てなければならない。これぞ大和魂、日本の心ではないか

正しいことは命を張ってでも実行すべきだと、国民全員の再教育が必要かもしれない。



「天知る、地知る、己知る」、「天地神明に誓う」、「神は万物に宿る」などの発想は儒教と神道のいいとこ取りで日本人の心に宿る。悪事とわかっていても、法律違反と知ってても、見つからなければ良し、捕まらなければ良し、などとするどこかの外国にありがちな発想は、この日本から断ち切るべきだ。