昨日は、2007年版中小企業白書の説明会に参加。
景況は大企業との格差、都市部と地方の地方格差が、有効求人倍率、景況感などで示されている。
大企業の輸出型産業、製造業においては伸び続けるが、地方の中小ではまったく逆現象。
去年ぐらいから、私がいろんなところで話してきたこととまったく同じ実態の捉え方だ。
開廃業の動向を見るデータとしてNTTのタウンページデータベースを使った試みは新しい。
新しい試みをやる気運が役所内に根付いていることは好感が持てる。
結果については開業率が廃業率を下回ることが経済の活力を低下させていることを表している。
興味深い情報は、市場での高価格商品は大企業より中小企業のほうのウェイトが高いことや、地域資源との相関などは良い分析だ。
活力を生むヒントとしては、拡大志向の小規模企業は人材の確保・育成に関心が高いことや、企業間連携において外部の仲介や、各種商談会や交流会で成立すること。など、納得できる分析結果だ。
講師が早口で聞き取りづらいのが難点ではあったが、内容が濃い白書がそろそろ刊行発売されるようだ。
もう一回、おさらいして仕事に役立てよう!