小生が飲食業のマーケティングをわかりやすくひも解くために提唱しているキーワード。


①店 ②メニュー(商品) ③サービス

この三要素。略してMMSと言っている。


①店

・まずはクリーンリネス。つまり清潔であること。古い新しいという以前に徹底的に清掃、衛生管理ができていること。

・次にデザイン。間口のデザイン、内装のすべて。いすテーブルの配置など、ハードウェアが、本当にお客を大事にする心を表わしているか。

・もちろんネーミングや、看板も大きな要素。


②メニュー

・本当に美味しいと思っていただける商品なのか。

・メニュー点数が適切か。価格が適切か。組み合わせなどの配慮が適格か。

・コースやセットメニューなどお客が選びやすさ、満足度を満たしているか。

・素材の選定、活かし方。季節感の表現。調理の技術、研究。

・盛り付け、色のバランス。器の選定、料理に合った使い方ができているか。


③サービス

・間口、エントランスから入って瞬間に期待される対応ができているか。挨拶、笑顔、ご案内、従業員の姿勢など。

・顧客満足度を高める接客が、きちんと適確に行われているか。

・お客様にとって、料理を美味しく、お酒を美味しく、会話を楽しく、居心地良くできているか。

・再来店したい、または知人を連れてきたいとと思わせるほどの、満足度を高めた演出ができているか。


小生は、物事をできる限り単純化して、経営者に伝え、幹部、従業員、接客担当者に理解を促す仕事をしている。

常に客の目線で見て、接客従業員がわかりやすい話をし、わかりやすい指導をするよう心がけている。

いろんなお店に行っては、食べて、飲み、接客従業員と言葉を交わし、良い点、悪い点を見定めようとしている。


過去において、こちらが情報量が多すぎて、相手企業の従業員さんにとって消化不足となることも何度も経験してきたおかげで、今のように単純明快でわかりやすい紐解きをするようになった。


そんなことを続けていれば、必然的にグルメになる。あっちこっちに行くので、目も舌も肥え、個人的好みと客観的評価も使い分けができるものと自負する。


但し、飲食サービス業に王道なし。これが正解という答えはないから、面白い。

総合芸術産業と言ってもいいんだろうと思っている。


世界最高の高さを誇る台北101のB2フードコートでも食べながら考える

おお、中年グルメ男は、明日からも頑張るぞ!