ナッシュビル工場にて現地選定したギターの数々。
木材を厳選して直接オーダーした物、完成品の中からピックアップした物等など色々とございますが、ここでは特にレアなモデルのみを集めて紹介致します。
選んできた藤川本人の言い訳お薦めポイントも一緒にご覧下さい。
Custom Shop
Modern Flying V
Ebony Prism
-完成品選定-
税別¥398,000
馬鹿馬鹿しい程格好良い、阿鼻叫喚なルックスを誇るこちら。
何処へ飛んで行こうとしているのか伝わりきらないこの流線型。
そして、銀河をイメージしているとしたら頷くしか無い、玉虫色のラメ。
ボディーカラーに合わせてわざわざ特注したガンメタの金属パーツとの完璧なハーモニー。
『何歳になっても尖っていたい』と思わせてくれるギターです。
Custom Shop
1959 ES-335
Brunswick Blue Sparkle
-完成品選定-
税別¥598,000
ナッシュビルカスタムショップ工場にて見付けてしまったこちら。
先のFlying V同様、ダークブルー系のスパークル。335の持つ大きなボディーのキャンバスを銀河の輝く宇宙の様に染め抜かれた様を見ると、彼女じゃなくても『2023年には月旅行に行きたい!』と思ってしまいます。
実際は宇宙がモチーフではなく、海岸沿いのジョージア州の古い街Brunswickから見た大西洋の深い青をイメージしているとのことです。
近年ES-335はメンフィス製が主流となりナッシュビル製は限定モデルのみとなっていますが、まさかの1本モノでこのルックス。至高のサウンドを伴った実力派です。
Custom Shop
Les Paul Custom
“RASTA”
-材選定・特別オーダーモデル-
税別¥550,000
ナッシュビル・カスタムショップ工場にて恒例の木材選定をしている最中に、極上のフィギュアド・メイプルを手にしながら突然思いつき引き返せなくなってしまい、勢いのまま特注してしまった”愛と平和の”ラスタカラー。
このギターを見ただけでカリブ海の熱いグルーブが蘇りそうな仕上がりは、まさに『No Woman No Cry』。
世界にたった2本しか無いこのフィニッシュをGibson最高峰のカスタムショップに無理強いした優越感も手に入る1本です。
唯一惜しかったのは、サッカーWカップ前に入荷していればセネガルの国旗に酷似していた事で話題になったかも、と思われる点です。
Custom Shop
Historic Collection
1960 Les Paul Special Double Cut w/ Mini-Humbuckers VOS
Faded Cherry
-完成品選定-
税別¥410,000
本来のP-90 PUの代わりにミニハムバッカーを搭載したこちらのモデル。
LPデラックスタイプのミニハムであれば60年代エピフォン風になってしまう所を、ファイヤーバードタイプのメタルカバー&エスカッションをチョイス。
バーブリッジ仕様では無くABR-1 & ストップテイルも採用し、上位機種のサウンドと機能性、及び可能性が秘められた”アレンジ”モデル。金属部分にエイジングが施されたVOS加工も、程良い硬派な印象を与えています。
マホガニー単板のボディーはSG級の軽量を誇り、またハイポジションまでのスムースなアクセサビリティ等演奏上のストレスはほぼ皆無、『何故今まで無かったのか?』と思う程の高い完成度となっています。
『出来る大人が選ぶ』実力派のギターです。
Custom Shop
Historic Collection
1956 Les Paul Standard
Cobalt Blue
-完成品選定-
税別¥460,000
True Historic同様のオールニカワ接着となった2017年製のHistoric Collection。
こちらは現地で見つけた特別カラーの『コバルトブルー』。ソープバーP-90やPG等アイボリーカラーのプラスティックパーツとのコントラストが目を惹きます。
通常のファット・ネックでは無く59タイプのやや細めのラウンドネックを採用。
3.86kgの軽量ボディーと共に、ストレスの無い演奏性に一役買っています。
クリアな立ち上がりとラウドなモディー鳴り、芳醇な倍音にP-90の切れの良いトーンが混ざる、至高のサウンドです。
Gibson USA
Les Paul Classic 2018 Satin
Manhattan Midnight
-完成品選定-
税別¥185,000
こちらはメイン工場製のレギュラーラインナップのレスポール・クラッシック。
試作カラーのプロトタイプとして製造されたレアカラーの鮮やかなブルーバーストに、アイボリーのソープバーP-90を搭載した一味違ったレスポールです。
切れ味鋭いP-90のサウンド、他の誰も持っていない自分だけの個性的なルックスがライバル達に差を付けます。
Gibson USA
Les Paul Standard 2019 HP (High Performance) Prototype
Blood Orange Fade
-完成品選定-
税別¥312,000
2019年モデルの企画用に、2018年に作られた”プロトタイプ”のこちら。
実際の市販ラインナップとして発売されなかったのは、単に『企画会議でボツになった』だけなのか、それとも後々『幻のギター』として歴史の中で語られる為に仕込まれたアメリカ人らしいユーモアなのかは分かりません。ただ一つ、正確に言えることは『世界に1本しか無いギター』という事になります。
当初【HP】シリーズは自動チューニングシステムを搭載、ハイブリッドなボディー構造やPUでのサウンドメイクの無限な可能性などを盛り込んだ未来志向のギターとして数年前に登場。現在は自動チューナーは廃止されグローバーを搭載、新型ボリュート等新たなスペックが盛り込まれた最新型となっています。
Gibson USA
Les Paul Standard 2018 HP-II (High Performance) Prototype
Proto Color
-完成品選定-
税別¥312,000
2018年モデルの企画用に作られた”プロトタイプ”のこちら。
『何故闇に葬られたのか?』については知る由もありませんが、世界に1本しか無い幻のギター、とう言うことになります。
これまでのHP(ハイ・パフォーマンス)で採用していた自動チューニングシステムは廃止し、『普通のペグ』が搭載されている事も特筆すべきポイントです。
PUを支えるエスカッションを排し、よりメタリック&ソリッドな印象を与えるルックス。メタリックなルックスに拘ったためPUをボディーバックからビスで固定(高低調節可能)することになったという逸話付きの、何ともアメリカ人らしい『行き当たりばったり』『出たとこ勝負』感にRockスピリットを感じずにはいられない、【コスト・パフォーマンス】とは縁遠い【ハイ・パフォーマンス】モデルです。
世界に1本のみの、チャコール・フェイド風カラーとなります。