はい、体調の方ですが、水下痢とまではいかなくなりましたが、いまだにユル便状態は続いており、食事こそおかゆから通常の食事(量は少なめ)に戻したものの、


いまだビール&ポテチできず!


いまだ走れず!状態です(涙)


まぁ、する気にすらないのが現状だが・・・


とりあえず土曜日に病院で出してもらった薬があと1日分あるので、そこまでは気長に我慢することにします。


そんな昨日のブログにも書いた「サイアクな週末」だった日曜日に行われた



ボクシングの


井岡一翔vsマルティネスによる


WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦!


結果は、




WBA王者井岡一翔が終始IBF王者マルティネスに圧倒され、12ラウンド判定までいったものの、ジャッジ1人がフルマークをつけるほどの完敗に終わった。


見てた感想としては、ただただマルティネスが強かった!!


大振りパンチをガンガン振り回すだけの単純ボクサーかと思ってたら、アマチュア時代にオリンピックに出場したというだけあって、うまさも兼ね備えており、ちゃんと攻めるとこは攻める!守るとこは守る!を徹底していて、井岡と言えど付け入る隙がなかった。


そして何より、身体がデカかった!!


あれでは井岡の攻撃力では崩せんわな・・・


とは言え、井岡の最後まで闘う姿勢は素晴らしかったし、あれだけ強力なパンチをかつてないほど被弾しながら、それでも引くことなく前に出て撃ち合い続けた姿勢には感動した。


そして井岡の何より真骨頂であるディフェンス!


あれだけのパンチをもらいながら立ち続けれたのは、最後まで致命的なパンチはもらわなかったから。試合後も思ったほどは顔が腫れてなかったし。


多分井岡でなければ、早々にKOされてたことだろう。


ただ1人を除けば・・・


その1人とはもちろん!



日本ボクシング史上

''最高傑作''!


バンタム級・Sバンタム級

2階級4団体統一王者!!


我れらがモンスター


井上尚弥!!


そう!このモンスターなら、多分1ラウンド途中に井岡が接近戦の中で最高のタイミングで打ち込んだ左ボディ!あのボディ1発で仕留めるか、もしくはあの後に2,3発打ち込んで仕留めてただろう。


最悪でもあそこで1回ダウンはとって、その後優位に試合を進め3〜4ラウンドあたりまでには試合を終わらせてたはずだ。


でもね、それは


モンスターだからできること!井上尚弥だからできること!歴代最高のボクサーだからできること!


なんだよ。


そこをとにかくみんなには理解してほしい!


今回の井岡の試合だって


普通王座統一戦なんてこういう激戦になって当たり前!簡単に勝つことなんてできないんだよ!!


井上尚弥だから、王座統一戦なのに


勝って当たり前!倒して当たり前!10ラウンドまでいったら苦戦!なんて言われるんだよね。



この井岡一翔というボクサー、もし同時代にこの井上尚弥というボクサーが存在しなかったら、それははそれは今の何倍も評価されてたことだろう。


80年代、具志堅用高渡辺二郎がボクシングを盛り上げた。


90年代、辰吉丈一郎畑山隆則がボクシングを盛り上げた。


が、2000年代に入ってボクシング熱は下火に入った・・・


そんな中、ある意味?変な意味?でボクシングを盛り上げたのが、



亀田3兄弟!


プラス




このクソおやじ!おっと失礼(笑)


様々トラベルを起こし、ボクシング界を掻き乱しまくり、ボクシングの品質を落としてくれた。


長谷川穂積が世界戦でKOを連発しても、話題は亀田、亀田だった。

あとから振り返るとメディアの責任も重大だった。


そんな時に現れたのが、井岡一翔だった!


久々に現れたホンモノに大のボクシングファンであるこたろうは喜んだ。


2009年にデビューして、デビュー7戦目となる2011年に当時史上最速で世界チャンピオンとなった。


ミニマム級、ライトフライ級時代はKOも多く、ミニマム級時代には八重樫東と当時異例の日本人同士の王座統一戦を行なうなど、一気にスターダムに押しあがっていった。


しかし、3階級目のフライ級に上がって苦戦が続き出した頃に彗星のごとく登場したのがモンスター井上尚弥!


2012年にデビューし、2014年に井岡一翔の記録を更新する最短6戦目で世界チャンピオンになると、その年に一気に8戦目で2階級目も制覇!!


しかも誰が見てもわかるド派手なKO連発!!


その後の2人の評価は、大きく分かれていった。


3階級目のバンタム級でもKOを連発し、世界の猛者が集結したWBSSをも制し、さらにアジア人初となる4団体統一を果たした井上尚弥!


一方、フライ級転向後初黒星を喫するなど苦戦しながらも3階級目を制し、5度も防衛は果たしたが井上尚弥ほどのインパクトある勝ち方、ビッグマッチが実現することなく、しかも


プライベートのトラブル、一時引退、タツゥー問題などなどで、イメージは急降下・・・


4階級目を狙って再起した際には、どちらかというとヒール的な役になってしまった。


が、やはり専門家、玄人ファンからの技術的評価は高く、さらに引退前に比べて積極的なマッチメイク、積極的戦い方になったことにより、徐々に再び井岡の強さを再認識し始め、それが決定的になったのが、


2020年の大晦日、井岡・モンスターの記録を更新する5戦目で世界チャンピオンになり、無敗のまま一気に世界最速16戦目で4階級目を狙って挑んできた田中恒成8ラウンドKOで退けた試合だった。



井岡一翔のこれまでの実績は、


35戦31勝(16KO)3敗1分


うち、


世界戦22勝は、あの井上尚弥と並んで


歴代1位!!


日本人初の4階級制覇!!



これだけ見ても、まさに


日本人ボクサー史上

"2番目の傑作''

と言っても、過言ではないでしょう。



今回の試合の敗戦により、





正直引退濃厚かなと思うが、


一ボクシングファンの本音を言うと、ここまでビッグマッチと言われる試合には縁がなかった井岡一翔のラストに、


昨年対戦を逃げたと言われまくった、この



中谷潤人(現WBCバンタム級チャンピオン)と、


日本人初5階級制覇を掛けて戦う姿を見てみたいぞ!!!


今をときめく中谷潤人だが、井岡ならいい勝負になると思うし、言われるほど中谷優位とは思わないんだけどなー。


田中恒成戦の再現もあると思うよ!


何はともわれ、


名チャンピオン井岡一翔!


お疲れさま!!


たくさんの熱い試合


ありがとう!!!


でも、


まだ試合見たいよー!!!