《愛媛マラソンエントリー編》

『丸亀国際ハーフマラソン』からちょうど一週間後の2009年2月8日、『第47回愛媛マラソン』が開催された。

この年はW様は出場されてなかったのだが、当時の愛媛マラソンには「10kmの部」があり、そこにKまたろうさんとMしゃんが出場するというので、陸上競技場に向けて最後の坂を上り切ったところに応援に行った。

Kまたろうさんは私の坊っちゃんハーフの挑戦に触発されての初レースとのことだったが、軽快に声援に応えてくれゴールへ向かっていき、ゴール後もお礼を言いに来てくれた。Mしゃんは前週の丸亀からの連戦だったが、これまた声援にきっちり応えてくれ見事にゴールされた。自分が「2週連続はきついだろう」とエントリーしなかったことを後悔した。

そしてフルマラソンの方にはコミュニティで交流してた管理人でもあるKングくんが初エントリーしてるはずだった。しかし、ナンバーを見つけることはできなかった。後で聞くと、30km過ぎの地点で関門にかかってしまったとのこと・・・

しかし、同じくらいのキャリアでハーフのタイムも同じくらいのKングくんが30km過ぎまでいけたのかと思うと、何か「自分もどこまでいけるのか?」と、挑戦したい気持ちがフツフツと沸いてきた。

そこでモチベーション維持のためにも「何かまたレースに出ないと」と探し、5月24日にある『小豆島オリーブマラソン』というハーフの大会にエントリーした。

しかし当時は9~10月と同じく、3~4月も協会の仕事がめちゃくちゃ忙しい時期で、思ったように練習できない・・・、体重もドンドン増え『丸亀』の時よりも3kgも増えた。それでもゴールデンウイークに走り込み、禁酒もしてそれ以上の体重増加を抑え、「さぁ、後一週間だ」という時に、なんと「大会中止」の案内が届いた。当時世間をにぎわせていた「新型インフルエンザ」の影響だった。当面の目標がなくなった・・・

そこで6月に入り、自分のモチベーションを高めるためにもコミュニティの交流会を企画してみた。まだ20人もいないくらいの小さなコミュニティだったが、私を含め5人の人が集まった。

管理人のKングくんとその友人、すでに面識のあったMしゃん、そして私の日頃のラン日記を読んで共感してくれてたRさんの5人だ。すでにフルマラソンを経験してる人から、これからフルマラソンに挑戦しようとしてる人まで、多いに語り合いとっても楽しいひと時だった。

しかし、ちょうどその頃家庭の方では「中古住宅購入」という大きな決断をしていた。自宅兼仕事場の私にとっては、家購入=引っ越し=職場移転ということになるので、毎日がとてつもなくバタバタで心身ともに疲労困憊となり、ランニングシューズを履く日がドンドンと少なくなっていった・・・

7月、8月と自宅&仕事場のリフォーム、患者さん全員への移転案内、ご近所さんへのあいさつからチラシのポスティングなどなど、そして引っ越し・・・、ようやく9月1日に新生活のスタートを切った時には、丸亀前に71kg台まで落ちてた体重は再び80kg越えまで増えてしまっていた・・・

9月に入り「そろそろ再開しないと」と思い走ってみると、ビックリするくらい走れない。2kmくらいでハァハァゼェゼェ。これはフルマラソン挑戦どころではない、またダイエットジョグからやり直しだ。再び2km、3kmの距離から徐々に慣らしていくことにした。そんなある日、超ビッグニュースが!

なんと!「愛媛マラソン市民マラソン化」「制限時間が6時間に」!!!

正直もう来年の愛媛マラソン挑戦はあきらめかけてた時だったが、一気にテンションがあがった。「もう5ヶ月もないが6時間あれば完走できるだろう」と、迷わずエントリーした。11月に39歳になる。30代最後の記念に人生最大のチャレンジだ!

もし愛媛マラソンの市民化が1年でもずれてこの年でなかったら、この年は挑戦せず、そのままずるずると走ることをやめてたかもしれない・・・


つづく





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