テレとSGを混ぜてみました #5[着色テレ編] | ESPギタークラフト・アカデミー東京校のブログ☆

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楽器の街・御茶ノ水にある「ESPギタークラフト・アカデミー(GCA)東京校」
楽器メーカー(株)ESPが直接運営するギター製作を学ぶことができる学校です。
授業風景や製作・リペアを中心に楽器の事、日々の出来事をアップしていきます!

 

毎回ネタギターを作っては

 

紹介しているシリーズ

 

今回取り組んでいるのは

 

タイトルにある通り

 

テレキャスターとSGを

 

2つに割って足してみた

 

みたいなギターですw

 

ニヤニヤ

 

今回はまず

 

ネックのお話

 

ヘッドの形状はセンターラインで半分に

 

低音弦側がボディ同様にフェンダー系

 

高音弦側はギブソン系にしてあります

 

設計時に一番頭を悩ました問題は

 

ヘッドの角度をつけるのか(ギブソン系)

 

つけないのか(フェンダー系)

 

という部分でした

 

真顔

 

フレッティングが

 

ファンフレットなので

 

角度をつけずにフェンダーのような

 

平行段付き構造にしてしまう方が

 

作業の難易度的には

 

圧倒的に楽なのですが

 

そうした場合

 

ナット位置での

 

プレーン弦側の弦のテンションがやや不足します

 

滝汗

 

デザイン的に

 

弦がまっすぐ張られないので

 

フェンダーのようにテンションピンも

 

つけることができません

 

チーン

 

つまり機能的には

 

角度をつけた方が

 

色々と問題がなくなるのです

 

 

角度をつけるとファンフレットなので

 

ヘッドがねじれるという面倒な加工を

 

行う羽目になります

 

ゲロー

 

結果として

 

どうせ面倒なら

 

しっかりと

 

ちゃんと面倒なことをしようと

 

思いまして

 

フェンダー風に段差をつけつつも

 

ギブソン風に角度もつける

 

という二重苦でやることにしました

 

チーン

 

 

ついでと言ってはなんですが

 

ネック裏の形状

 

ボリュート有りと

 

無しを

 

センターラインで

 

分けて表現します

 

ゲロー

 

 

ヒール部分も

 

セットネックぽいヒール(SG側)

 

 

デタッチャブルっっぽいヒール(テレ側)

 

になるようにセンターラインで

 

削り分けました

 

(上の写真は加工途中のものです)

 

そして今回

 

材の幅不足で

 

真ん中に貼り足した

 

チークの導管が大きいので

 

その部分だけ

 

塗装前にフィラーを入れました

 

 

ボディもアッシュマホガニーなので

 

フィラーを入れる必要があります

 

 

下地を塗って研磨した後

 

まずはテレ側ボディを

 

着色するために

 

SG側をマスキングしました

 

境目の加工が複雑なので

 

結構面倒でした

 

ゲロー

 

 

テレ側はやっぱりこの色です

 

ウインク

 

 

マスキングを剥がした境目が

 

こんな感じになっています

 

SGのヒールと

 

テレキャスのヒールを

 

センターラインで分割して

 

再現しています

 

 

ジョイント方式を

 

どうするか

 

悩みましたが、、

 

滝汗

 

ネックセットプレートを

 

半分に切るのは

 

大変なので

 

セットネックにした次第です

 

 

次回は

 

残った半分を

 

着色します

 

 

乞うご期待

 

つづく

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

 

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