おはようございます
この連載では
セットネック方式の
ビグスビートレモロ付きエレキギター
を製作する様子を紹介していきます
ということで
一応前回完成したこちらのセットネックギターですが
前回触れていなかった細かい部分について
追記しておこうと思います
まずは
サイドポジションマークです
このギターには
ルミインレイという
蓄光素材のポジションマークを入れました
蓄光のポジションマーク界では最も有名な商品ですね
特に変わったことをする必要はなく
通常の作業工程で入れることができます
暗いステージなどでも視認しやすいですから
プロのギタリストさんは結構これを入れています
で
指板表側のインレイは
中華製の蓄光素材ポジションマークです
僕は以前からこの素材を結構使っていますので
このブログを見てくださっている方々には
おなじみのやつです
ブランド品と比べても光の強さ的に
弱いということもなく
しっかりと発光してくれますし
何よりもお値段が
ブランド品の1/20くらいです
財布に優しい機能がついています
でもこのドットポジション
厚みが結構あって
指板深くまで入れることになります
(浅めに入れてもOKです)
このギターの指板は
このポジションマークを
指板の端っこに入れて半分くらい削ってから
セルバインディングを接着したあとに
サイドポジションマークを入れたので
見ての通り
表のドッポジの中に
サイポジが
潜り込んでいるのが見えちゃってますw
加工してから気がつきましたw
ナットは滑りが良いカーボン素材です
最初期のブライアンセッツァーモデルの
ナットもカーボンでした
実はカーボンという素材の持つ
弦の振動エネルギーの伝達効率は
非常に良くて
通常の骨系ナットよりも
音量が上がりますし
滑りが良いので
チューニングも安定します
音はちょっと硬めで
加工が困難というデメリットはあります
今回使用した
赤いセルバインディングは
終わってみれば結構いい感じだなと思いました。
白やべっこう柄のセルバインディングよりも
やや硬い印象で
溶けにくく
接着時に少し手間取る部分はありましたが
見た目は派手でカッコ良いですね
そして
何度もお世話になっている
中華製ビグスビーについて
最近は純正のお値段が
昔の3〜4倍近くになってしまい
とてもじゃないけど
ブログのネタで作ってるギターの為に
純正は使えません
ということで中華製のビグスビーを昔から
愛用してきましたが
なんだか年々
付属のバネが
長く
硬く
なってきていますw
もともと純正に付属しているバネは短いので、
演奏時に使いにくく
純正のノーマルバネは
別売のロングバネに変えたい人なのですが
中華製ビグスビーは
デフォルトで長いバネがついている為
そこの部分はとっても有難いのです
しかし
最近のは長すぎて硬いので
チューニング後の
アームの角度が
起きすぎていますwww
(逆に使いにくくなってきました)
ということで
最後に完成したこのギターの
細かい特徴について
お話ししました
楽しみにしていた
一応純正の廉価モデル用のピックアップですが
ちゃんとグレッチっぽい音がしたので
そこは良かったです。
もちろん
TVジョーンズのそれと
比べると
リッチな感じはありませんが
ハムでもシングルでもない
鈴鳴りする感じの
グレッチらしさがちゃんと表現できるピックアップ。
安かったらまた買ってもいいなと思いました
見た目はグッド
でも実は微妙に音痴な
ギターが完成したのでした
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