この4月、甥が高知県の大学に進学しました。

北海道から四国です。遠いなぁ~。

当然その準備で彼の親も高知に行ってきた際、お土産で「御栗タルト」というお菓子をお土産にもらいました。

 

 

タルトというと、一般にはパイ生地の上にクリームやフルーツを盛った焼き洋菓子をイメージしますが、四国、特に愛媛県では餡をカステラ生地で巻いて作るロールケーキのような郷土菓子を指します。

元々は江戸時代、殿様への献上菓子で、明治期以降に庶民の間でも広まりました。

この「御栗タルト」は(株)ハタダという愛媛県新居浜市にあるメーカーが製造・販売しています。

 

 

箱を開けてみると、おや、「御」という文字がついているだけあって高級感がありますね。栗タルトには普通の「栗タルト」と「御栗タルト」があるようで、前者は刻み栗、後者は大粒の栗が一つゴロンと入っている違いがあります。「御栗タルト」は1998年の菓子大博覧会にて名誉総裁賞受賞したとの事。

また、この二つの栗タルトは世界食品コンクール「モンドセレクション」で、現在まであわせて20年連続金賞を受賞しているそうです。

因みにお菓子でよく聞くモンドセレクションに関しては、過去記事「西日本の銘菓」(2013/10/21)を参照してください。

 

 

中身はこんな感じ。大きな栗が見えます。

ロールケーキには最初から切れ目が入っていて、食べやすいです。日本茶と一緒に頂くと、一層美味しく頂けますね。