今まで記事にしませんでしたが、結構音楽好きだったりします。今後は音楽関連の記事も書いてみようと思います。
さて、15,6歳頃から洋楽を特に多く聴きだす梅之助なのですが、そのきっかけとなったのがコレ。麻雀友達の家で聴いて興味をそそられた記憶があります。

 

詠時感~時へのロマン~/エイジア

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リアルタイムだったので、間もなく地元の西武百貨店のミュージックコーナーでは「Heat of  the moment」や「Only time will tell」のPVがガンガン放映されるよになりました。

それまで、洋楽のハードロックは何言っているかわからんし喧しいだけ、というイメージが先行していたのですが、これはハードロックでありながら程よいポップなメロディラインで大変聴きやすい曲ばかりでした。洋楽のハードロックの入門としては、これ以上ない作品ですね。そいういうものにリアルタイムで出会えたのはラッキーだったと思っています。

しかしラッキーは同時にアンラッキーな面も持ち合わせていました・・・・

 

 

初期 オリジナルAsia

 

このバンド、メンバーが過去在籍していたのが「プログレ」というジャンルの有名ロックバンドばかりで、スーパーグループという触れ込みで音楽雑誌などで取り上げられていたのですが、当時の梅之助は「プログレ」というものがどういうモノかも知らず、このAsiaの良質なハードロックの延長線上に、彼らがかつて在籍したプログレバンドを重ね合わせてしまったのです。


「Asiaが梅之助にとってとてもマッチしたので、出身バンドも好みに近いに違いない」

これはとんでもない錯誤でした。
聴いてみたKing CrimsonやYes、EL&Pの曲はAsiaのものとは全く異質でした。
それらの曲は「長く」「重く」「暗い」。そしてやたら変拍子や転調があったり、歌詞の意味は恐ろしく形而上的で意味不明。ハッキリ言ってマニアック!
普通はこのようなものに出っ食わすと、身の危険を感じて無意識に本能がそれらからこの身を遠ざけるのですが・・・・・

そうはならず、梅之助の感性はやすやすその「プログレ」というものを受け入れてしまいました。そこから梅之助の洋楽遍歴は、ひたすらプログレというあまり一般の人の馴染みのないジャンルを彷徨してしまうのでした・・・・

 

 

話をAsiaに戻します。
上はAsiaのシングルカット第二弾「Only time will tell」。
この頃のAsiaはいい意味で困ったバンドで、これから翌年のセカンドアルバム「Alpha」にかけて良質のポップロックを沢山生み出していました。
例えば第一弾シングル「Heat of the moment」のB面は「ride easy」という曲ですが、これがアルバム未収録でありながら、かなりイイ(というか、今ではAsiaの中ではこの曲が一番好きかも。後年ベストアルバムに収録)。また、次のシングル「Only time will tell」は、シングルバージョンとして出される際、イントロアレンジがされていて、こちらの方が格段とかっこいい!そんな事が良くありました。
嬉しい誤算ではありますが、ファン泣かせの一面もありました。

1982年、洋楽で最も売れたアルバムの一つです。


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