プロ野球 引退 移籍 大幅減棒 40代に厳しいオフの現実 | 生涯現役の中村ノリ選手を見守ろう

生涯現役の中村ノリ選手を見守ろう

ミスター赤ヘル、山本浩二監督率いるプレモル球団で現役続行となった生涯現役の中村ノリ選手を見守ろう

プロ野球はこのオフも多くの選手が引退したり、戦力外となったりした。なかでも厳しさにさらされたのが40歳以上のベテラン。今季18人が在籍したが、6人がユニホームを脱ぎ、2人が来季の構想から外れた。「中年の星」と簡単にはもてはやすのははばかられる彼らの現状を紹介する。

 名球会の会員でユニホームを脱いだのはヤクルトの宮本、広島の前田智。10度のゴールデングラブ賞受賞の宮本は守備の名手としてヤクルトだけでなく、日本代表も引っ張った。前田智は代打の切り札とされ、その打撃センスは三冠王3度の落合博満氏、ヤンキースのイチローらからも一目置かれたほどだ。

 中日の山崎は39歳になるシーズンの2007年、楽天で本塁打王に輝いた。「代打の神様」と呼ばれた阪神の桧山はタテジマの生え抜きとしてファンに愛された。西武の石井一は日米通算182勝。あと18勝に迫った200勝にこだわらない引退は、熱血とは無縁だった性格をよく表している。ロッテの薮田もリリーフ投手として一時代を築いた。

 長い選手寿命を誇った各選手とも今季は力の衰えが顕著で、数字は残せなかった。しかし、引退セレモニーも行われ、自らの決断で身を引くことができ、幸せな現役生活だったといえるだろう。

 一方、球団から戦力外とされたが、現役にこだわり、新天地に向かうのが巨人の小笠原と谷。フリーエージェント(FA)宣言した小笠原は中日に拾われた。12年には4億3千万円だった年俸は3千万円となったが、「まだできる」と闘志は萎えていない。自由契約の谷も現役続行を望み、古巣のオリックスが獲得に興味を示している。

 そのほか、成績が芳しくなかった選手も「厳冬更改」となっている。12年ぶりのBクラスだった中日の和田は8千万円ダウン、新監督に就任した谷繁は選手としては6千万円減。現役最年長の山本昌も6千万円から4千万円にダウンした。西武の西口は7千万円から半額になり、未更改だが、ソフトバンクの松中らも大幅ダウンを飲まされそう。ホクホク顔なのは楽天の日本一に貢献し、倍増の年俸6千万円となった斎藤ぐらいか。

 来年、40歳になるのは中日の岩瀬、ロッテの井口。今季は主力として活躍したが、来季も維持できるか注目される。(金額は推定)