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【 Webデザイナーの仕事は、逆説的には、何なのか? 】

先日、フッ~としたことから、知人に問われた。
「結構、簡単にGoogle とか、Yahoo の上位に表示されるものなんだね! 」と!
「エッ! そんな・・・」
よくよく聞いていると、確かに上位に表示されており、最近、立ち上げたばかりである。
しかし、特別にSEO対策など施していない。
というよりも、そのような知識すら持っていない。
HPについては、ほとんど素人なのである。

HPは、知人当人が自主制作している。
当人は不動産業を生業としており、それを広告するために自主開発したのである。
よって、HPのデザイン?は、いたってシンプルである。
というよりも、デザインが分からないと言った方が正しい。
簡単に、HPのコンテンツを説明すると、

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1.トップページ以下、続くページは全て、第1階層のみ(トップページと同列)。
2.物件の全件リストはトップページにあるのみ。(物件が増えると、単純にページを追加する1物件=1ページ掲載)
3.物件写真と説明文字(文字には多少メリハリをつけて大小の大きさ)、ナビゲートボタンも単純リンクのみ。
(イラスト、動画、FLASH、SCRIPT関係は一切無い)
5.デザイン枠もなく、ただただ、ブログのようにシンプルな構成。
6.HTMLタグはベーシックな4.0で、CSSも使っていない。

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要するに素人の作品なのである。
これが、Google とか、Yahoo の上位に常駐してしまっているのである。

しかし、掲載内容は、整理整頓されており、実に見やすい。
また、検索で探し物をしている閲覧者からはズバリ! という感じでページがヒットする。
不動産物件を扱うプロの観点から、実によく内容が整理されている。
当人は、HP制作については、素人であるが、不動産物件を広告宣伝することについはプロフェッショナルである。

結局、このことから示唆するものを理解すると、
「HPのデザインの素晴らしさとかの云々・・・ではなくて、広告宣伝ページとしての露出の仕方が適切かどうか?」にポイントが絞られている。
では、プロのWebデザイナーは、そこで何ができるのか?
デザイン? = 見栄え 、なのか?  目的狙いに対して、効果をだす構成枠を考える人なのか?

行き着くところは「広告のプロ」であるべきということなのである。
正確に言うと、その制作代理人というべきかもしれない。
Webデザイナーであるから、紙媒体のデザイナーと違うのはWeb(インターネット)、すなわち Google とか、Yahoo を最大限活用して露出し効果を得ることである。
それが、出来なければ、Webデザイナーは不要である。
特別にSEO・・・云々の知識は、不要。
むしろ、単純明快な、simple is the best であれば、素人デザインの方が検索エンジンからは好まれるようである。
また、ユーザーからも好評のようである。

そのことからすると「Webデザイナー」ですよ! という職業人は、立ち止まって自分の存在意義を再考すべきかもしれない。


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【 SEO対策とマーケティングのコンサルティングの組み合わせ、そしてCMSの飛躍的な浸透度 】

先日(5/13~15)、東京ビックサイトで「EXPO Web2.0マーケティングフェア」が開催されていたので、開催日最後の日に情報収集を兼ねて、見学をしてきました。
そこで、意外な感じを受けたので、率直な所感を述べてみたいと思います。

館内は、データストレージEXPO、情報セキュリティーEXPO、ソフトウェア開発環境展など・・・沢山のEXPOと重なって、人の入りも超満員という感じでした。
そのなかで、今回お目当ての「Web2.0マーケティングフェア」は会場の隅のコーナーで開催されており、ここも、他に劣らずかなりの人の入りででした。


【不況のさなか】

不況の真っ只中なのに、よくまあ~!これだけ日中にサラリーマンが集まっているものだ・・・!と関心させられます。
逆に、不況だから、熱心に、情報収集や競争差別化のものを探しに来ているのかもしれませんけど。
いずれにしても、Web2.0という言葉は、新鮮味がありませんが、相変わらず、Web関連への関心度はかなり高いものであると認識させられます。

さて、感じの「Web2.0マーケティングフェア」の中身であるが、色々なWeb関連の企業がブース展開でアピールしていました。
総じて中小規模の会社がほとんどで、Web制作を手掛けているところがほとんどでした。
今回の全体的な特徴は、ダイレクトマーケティングEXPOも併設されており、マーケティング・コンサルティング的な色彩が強く、
そのなかでSEO対策としてのツール販売、およびSEOの解析レポート支援サービス、そして、それらを取り込んだWebマーケティング・コンサルティングの売り込みが多いようでした。

しかし、通常コンサルティングというば、料金は、目玉が飛び出るほど高いのが相場と思っていましたが、
今回は、ほとんどが、CMSツールASPによる入会方式で、使用料金とアフターフォローの一環としての分析レポートサービス提供し、結構、リーズナブルなところの提案が多くありました。
おおよそ、月額3~5万円、初期費用が5~10万円などで、中には月額1~2万円などという格安なサービスもありました。


【SEO解析サービス】

SEO解析レポートサービスでは、Webに独自のタグコード、またJavaScriptを組み込んで、その収集情報、結果をビジュアルにグラフ化して、コンサルが評価、コメントを付すという、目新しさはないサービスも多かったです。
そのなかで、「Google Analytics」を前提として、それをベースに同じようなコンサルが評価、コメントを付すサービスも、結構、多かったのには少々驚きました。
また、リスティング広告の代理作業をサービスとして提案してところもあり、Yahooの関連会社のオーバーチュアー(スポンサーサイトの提供)も「検索連動型・・・」と大々的に大きなブースを構えて出店していました。
どちらかというと、Web業者向けというよりも、エンドユーザー向けへのアピールという感が強いです。


【CMSのASPサービス】

CMSついては、先ほど述べたように、大半が、ツール販売というよりも、ASPによる入会方式でリーズナブルな価格で勝負しているという感が強く、この不況ですから、まさにその着眼点は、ずばり当たっているようでした。
また、入会者はエンドユーザーと我々Web制作業者とは割合が約半々とのことです。
Web制作会社もOEM方式でパートナー契約を結び、Webマーケティングのアフターフォローまでサービスとして提供を受けているとのこと。
結構、CMSのASP方式もOEMが実績として浸透し始めているようです。
CMSはツール導入をしようと思えば、ライセンス料金含め、何百万円単位の金額が要求されますが、ASPでOEMパートナー契約をすればエンドユーザー提供価格の70%くらいの仕切り価格で使用もできるとのことでした。


【CMSの限界】

CMSの機能、およびユーザーインターフェースは、かなりグレードアップして、使い勝手は良くなっていると思います。
プログ仕様(簡易デザインのHP的)がベースであるため、広告媒体のデジタル化としてはSEO対策にも良いかもしれないが、
残念ながら、問題は、
本当にオリジナルな競争差別化が要求されるようなユニークなHP制作には不向きで、規格品デザインものを制作するにはメンテも考えると適しているようです。
CMSはパターン化と機械化がメインテーマですから、デザイン性を要求することには、もともと無理があります。


【2極分化】

総じて、今回の「Web2.0マーケティングフェア」は評してみれば、SEO対策とマーケティングのコンサルティングの組み合わせ、そしてCMSの飛躍的な浸透度が見られました。
その意味で、Web制作業者からみると、単純にHPを制作しているだけでなく、マーケティングや効率化によるコスト抑制も時代の流れとして要求されていると感じます。
HPも「安くて大量生産の規格品」と「ブランド重視のオリジナルデザインもの」のクッキリとした2極分化が始まろうとしているようです。
Web制作業者も、戦略としてどのゾーンを狙って事業展開をしていくべきか? 考えるところが多いですね。
小職のつたない所管でしたが、多少で、参考になればと思います。


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【 こんなQ&Aに注目が集まっているようなので! ちょっと一言 】

ズバリ! 申せば「Webデザイナーの定義、もしくは職務範囲、または、職業意識がどこまであるか?」に係ると思う。
Webデザイナーを「HTMLのコーダー、レイアウトデザイナー(見てくれの良さ、奇麗に仕上げる)、しっかりCSSも使えますよ!・・・」という狭い領域に限定しているのであれば、CMS(道具)など効率化の波に呑み込まれるのは必至です。
しかし、
クライアントニーズがどこにあるのか? 
その目的、ねらいはどこにあるのか?
業態の動向と合っているのか?
などマーケティングも意識できる能力と広い領域で定義するならば、開ける道は大いにあります。
そもそも、Web(HP)が何のためにあり、どのように使われ、求められているのか?
という本質が分からないといけない。
それが理解できて、具現化できなければ、デザイナーとは言えない。

もともと、
「デザイナー」と名前の付く職業は、Web業界に限らず、工業デザイナー、建築デザイナーでも、ありますし、その定義を狭く捉えるか? 広く捉えるか? で随分と変わってきます。
ましてや、業界として歴史の浅いWeb業界で、Webデザイナーという言葉が、一般的に、どのような職業範囲で理解されているのかは?
かなり流動的(いいかげん・・・!)な気がします。
すなわち、人材リクルート業界やデザイナー養成専門学校などが使うWebデザイナーの意味の範囲は、とても狭く、商売の便宜上、都合良く使っているように思えますね!
早い話が「デザイナー」と肩書がつけば恰好がいい! 人を集めやすい! いわゆる「名ばかり・・・」なんとかと同じ感じもします。

工業デザイナー、建築デザイナーなど歴史のある業界では「デザイナー」といえば、かなりのエキスパート(優れた専門職)で、世間で一目置かれ尊敬される存在です。
専門分野も細かく定義されて国家資格などで厳しく選定されています。
その理由は、デザイナーの生み出す製品が実社会の生活、および経済に大きく影響するからです。
利便性など良いことばかりでなく、大きな事故など負の面もあって、その反省の歴史の積み重ねが、デザイナーという職業を洗練化しているからなのだろうと思います。
デザイナーとは、
単なる制作者(作業者)というのではなく、クライアントニーズ、製品スタイル・特製・使い勝手、実用性、市場性(マーケテイング)まで意識し、それを具現化する能力とセンスを持ち合わせる必要があります。
工業も建築もデザインは、昔は、設計製図など手書きと職人気質でやっていましたが、今ではCAD(コンピューター支援・デザインツール)があたりまえです。
すなわち、デザイン・リソース管理とパターン化のコンピュータ支援ツール(道具)は、業界では常識です。

CMSも同じことで、
Web業界も仕事に使う必要があるのであれば、その道具(CMSも道具)はしっかり使いこなせるぐらいでなければならない。
道具に振り回されているようでは、デザイナーとは言えません。
CMSもちょっと大きめな文房具と考えればよい。
しかし、いくら優れた自動化文房具があるからといって、知的創造の部分、すなわちクリエーティブな部分はできません。
クリエーティブの機械化、効率化などというものはありませんし、それは、クリエーティブとは呼びません。
そんな事は、誰でも分かることで論外な話です。

もし「CMSがあるからWebデザイナーは不要!」 という論を展開する人がいるとすれば、クリエーティブな仕事を要求しない人だからと理解した方がよいでしょう。
Web(HP)を求めるクライアントで「とにかく、安価で、効率よく集客できて、便利な電子チラシで良いのだ・・・!」という人もいる。
そういう人にはCMSはピッタリであり、デザイナーは不要ですね。
薄利多売のスーパーマーケット的なWeb(HP)を求めるクライアントには、それで、まさにokかと思いますね。
でも、
オーダーメイドで、オリジナルなセンスの良いWeb(HP)求めるクライアントもおります。
ブティック専門店のような高級感のある品揃えをアピール、広告宣伝するような場合は「多少高くても、いいものを・・・」競合他社よりも差別化できるものということになる。
そこでWebデザイナーの出番です。

デザイナーという職業は、
効率化ということで一遍倒れで機械化できない部分、
すなわち、工夫、アィディアを生み出すクリエーティブな優れたセンスが要求される頭脳労働と思います。
ひょいとするとアーティスト(芸術的な美的センスと創造性を発揮できる人を指す)かもしれません。

Web業界からすると美的センスだけでなく、ディレクション、プロデュースまでできる広範囲な能力を持ち合わせたゼネラリストということになるかもしれません。
もしくは、言い方を変えれば、他の歴史ある業界のデザイナーに近いスペシャリスト(特殊能力者)ということもできます。
Web業界も苦い歴史を積み重ねて成熟するようになると「デザイナー」を名乗るには厳しい洗練が待ち構えていると思います。

ですから、今回、Q&Aで注目が集まっているのは、今のWebデザイナーという職業の範囲に、こだわり、もしくは縛られている人が、職を失うという危機意識にあると思う。
しかし、
それは、自らを作業者としての縛りから抜けられない人には、仕方のないことと思いますね。
「ロボットがいるから我々の職業が奪われるのだ!・・・」と自動車業界に働いていたライン作業者が訴えているようで、もの哀しいです。
なぜなら、そのようにご本人も薄々はむなしさに気が付いているはずですから。

「Webデザイナーとは、創造スペシャリスト」でなければいけないということに認識を新たにして、切磋琢磨されることが肝要かと思いますね。


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