一般的な適用において似通った共通点もあるが業界特有な点も多い。
また、個々の企業のプロモーションの仕方も違うし、それぞれの個性もある。
今回は、事例を通してそれぞれ業界に特有な面白い点を取り上げてみる。
第一回目は建築業。
事例としては分譲マンション業者、また、賃貸マンション業者を例に述べる。
一番多く、かつ必ず要望されるのが「パース」。
新聞広告・折込チラシとして配布される印刷物の静止画である。
一昔前まではイラストレータが手書きで作成していたが、今はほとんど3dcgで制作している。
建築物は設計から竣工(完成)するまで約一年間掛かる。
よって、設計、施工段階から販促プロモーションを行なうには実在しない物件をイメージで目に見えるようにする必要がある。
そこで、3dcgのフォトリアル(写真と見紛う写実性)という得意技が生かされる。
最近は、モデルルームでデモ・プレゼントとして、パース展示だけでなくミニシアターを公開している。
竣工完成時の全体像と周辺環境の新緑と利便性をイメージ映像化して流している。
当然、建築物は設計段階であるから実在しないのでビデオ、写真は撮れない。
そこで、3dcgムービーを使って素敵なイメージ映像でモデルルーム来訪者を魅了する。
最後にホームページ用に編集したパース、およびムービーをインターネットに掲載する。
まさに3dcgの特徴であるワンソース・マルチユースをフル活用している。
物件は高額であるので販促予算は潤沢であり、3dcgは受け入れられやすい。
但し、不動産業界のプロモーション方法はかなり保守的で、あいかわらず紙印刷のチラシ広告から脱却できていない。
デジタル化では他の業界からみて後進であり、今後、急速に3dcg適用は拡大していくと予測される。
先進的な経営者は最新式のツール(武器)を使い競合他社との差別化を図っている。
3dcgが織田信長の鉄砲の歴史的な教訓を生かしてくれる。
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