「東芝、HD-DVD撤退検討・・・!」の見出しが新聞の一面トップに出た。
2008年2月17日付け朝刊である。
「アッ!」と驚きました。
こんなに早く決着がついたのかと。
次世代DVD規格の関ヶ原の合戦なのである。
石田光成が率いる西軍、HD-DVD陣営(東芝、マイクロソフト)。
徳川家康が率いる東軍、ブルーレイ陣営(ソニー、松下電器産業)。
天下分け目の合戦でブルーレイ陣営の圧勝!
■HD-DVDは、現在普及しているDVDとの互換性に優れ、相性も良い。
生産技術的にも継承できメーカー生産コストも安い。
よって、販売価格も安い。
いわゆる現体制の流れを継承する由緒正しい陣営。
■ブルーレイは全く違う新しい革新的な技術。
現在DVDが赤色レーザーを使うのにブルーレイは青色レーザーで技術基盤が継承されない。
ユーザーも全く新しいレコーダーを購入する必要があり今までのDVDは使えず互換性は無い。
夢の技術ゆえに生産コストも高く、販売価格も高い。
明らかに市場的に大きく不利である。
戦いの陣形としては西軍、石田光成勢に初戦は有利と思えたが、不利な形勢にある東軍が圧勝したのは偶然ではない。
では、何が勝敗を決めたのか?
決定的な違いは、レコーディング容量の大きさの違いである。
■HD-DVD ⇒ 最大30GB
■ブルーレイ ⇒ 最大50GB
圧倒的にブルーレイが1.5倍も大きい。
さらに、昨今の市場シェアーはブルーレイが70%を占めてHD-DVDは急速にジリ貧。
そこに形勢不利とみたワーナー・ブラザーズがHD-DVD陣営からブルーレイ陣営に突然寝返ったことが、勝敗を決定付けた。
一般消費者が両規格の違いを比較検討して慎重に選んだとは思えない。
「DVDと互換性がなく高い価格のレコーダー」をあえて選んだのは、華々しいブルーレイ陣営のハイビジョンテレビとのTV宣伝力。
TVメーカーの戦略と宣伝力に乗ったまでのこと。
どうも、非連続に技術の進化と市場の発展は進む。
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