【KICK OFF!ピックアップ】クラブの60年、すったもんだありました。
YouTubeのJリーグ公式応援番組チャンネルで配信されている、
全国の「KICK OFF!」ブランド番組から、ワシが気になったことをピックアップしてお届けする、
「KICK OFF!ピックアップ!」。
今回は7月27日OAの山梨放送、
「KICK OFF!YAMANASHIスペシャル ヴァンフォーレ甲府名シーン20連発」を。
今年、ヴァンフォーレ甲府は、前身の甲府クラブ時代からクラブ創設60周年を迎えましたので、
芸能界屈指のJリーグウォッチャーで有名な平畠啓史と、
「ミスターヴァンフォーレ」として親しまれた石原克哉をゲストに迎え、
サポーターから募集した、ヴァンフォーレ甲府の歴史で絶対外せないシーンをベスト20で発表。
その中から、ワシの心を揺さぶったのは以下の通り。
財政難に喘ぐ地方クラブに勇気を与えた、J2クラブ初の天皇杯制覇。
昇格プレーオフで柏レイソルをJ2に叩き落した、FWバレーの6ゴール。
J初勝利は、現コーチの大柴克友の活躍から。
J1初昇格への足掛かりとなった、コンサドーレ札幌相手に大逆転劇。
日本代表MF伊東純也も、かつてはヴァンフォーレ甲府でプレーしていた。
クラブ初の日本代表FWハーフナー・マイクがブレイク。
旧国立競技場初のホームゲームで、MF石原克也の目の覚めるスーパーボレー。
初代コールリーダーの裏話。
どのシーンもワシの心を揺さぶってくれた。
チームは財政難に喘ぎ、法人解散の危機に瀕していたが、
山梨放送の取締役を務めた海野一幸が代表取締役社長につくと、汗をかき続けての営業活動の甲斐もあり、
JITリサイクルインクスタジアム(小瀬スポーツ公園陸上競技場)には、所狭しとスポンサーボードの嵐となり、
Jリーグでスポンサーボードの多いクラブに。
努力を積み重ねれば、いつかは報われる。
それが、J1昇格だったり、J2クラブ初の天皇杯制覇を呼び込んだ。
まさにヴァンフォーレ甲府は、奇蹟のクラブだと。
都会と比べると、地方クラブはハンデが多すぎる。
ヴァンフォーレ甲府における、はくばくの様な、スポンサーを地元企業で固め、
下部組織を充実させたり、出場機会に飢えた他のクラブの若手選手を受け入れ、
そこで結果を出したら、上のカテゴリーにいるクラブに(移籍で)売る。
地方クラブは選手を「育てて、売る」ことで、バランスを保つ。
ヴァンフォーレ甲府の影響を受けて、他の地方クラブが活気づくとな。
J2クラブで初めて天皇杯制覇を制覇した時の金言を言おう。
「財政難に喘ぐ地方のクラブでも、天皇杯を制することがあるので、皆さん、諦めないでください!」
信玄の国、甲斐のクラブの誇りを持って!