
篠原健太と博史池畠。こいつら、混ぜるな危険。
春アニメ。
今回は「ウィッチウォッチ」(MBS・TBS系)
安定したサラリーマンから転向し、空知英秋の下でアシスタントを経て、
「SKET DANCE」「彼方のアストラ」が立て続けにアニメ化された篠原健太の最新作が早くもアニメ化。
週刊少年ジャンプ(集英社)に帰還し、「SKET DANCE」の数年後という設定のシェアユニバース作品です。
今回取り上げるのは、魔法少女と使い魔。
呪われた駆け出しの魔法少女と、彼女を守る使い魔の力を持った青年を軸に、真面目な作品かと思ったら、
完全なコメディ作品でした~!!!
「キラっとプリチャン」「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」の博史池畠(本名:池畠博史)監督、
「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」のバイブリーアニメーションスタジオが手掛けます。
プロデュースは、新興勢力の松竹のアニメレーベル「SHOCHIKU anime」。
乙木守仁(CV:鈴木崚汰)は鬼の末裔であるが故、強力な力を自ら抑えて日常を送っている男子高校生。
ある日、乙木家のもとに、1年間の魔女修行を経た幼馴染の若月ニコ(CV:川口莉奈)が帰還するも、
守仁の父、嶺仁(CV:小西克幸)が、1年間の海外への単身赴任に行くことになり、
一つ屋根の下で暮らすことに。
これは、ニコが1年以内に災いが起こり、それを防ぐために、守仁が使い魔となって彼女を護衛するためのもの。
ここまで来たら、シリアスな物語かと思ったら、かえって火傷します。
ニコの魔法能力は、完全に制御不能で、
テラス戸のガラスが割れたら、守仁が大事にしたマグカップを等価交換の材料にし、
(これがAパートのある事態への伏線だった!)
守仁が軽くなる魔法をかけたら、体重だけでなく性格も軽くなったりと、
流石篠原健太、師匠である空知英秋のエッセンスを継承しているって思ったわ。
今後は、守仁が通う高校にニコが編入し、愉快な同級生とトラブルまみれになるでしょうね。
原作者、篠原健太のコメディセンスに、
「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」で視聴者を笑わせる快感を味わった博史池畠の手腕が化学反応したら、
混ぜるな危険レベルのトンデモ展開になりそうで、
こんなのを日曜夕方5時に放送するなんて、
キチガイに刃物を持たせる行為、狂気の沙汰やわとツッコまれそうやわ。