
真選組も、万事屋も、ヲタクも、みんな同じ人間だもの。
この週末、大寒波で寒かった・・・
9日、日曜日は、ミナミへ映画を見たり、長居公園でラグビーを見たりで。
まずは、なんばパークスシネマまで「銀魂オンシアター2D 真選組動乱篇」を鑑賞。
原作漫画の連載開始20周年と、テレビアニメ版の誕生20周年を記念し、
空知英秋の同名漫画を原作としたテレビアニメ「銀魂」から、
屈指の名エピソードを映画に再編集した、「銀魂オンシアター2D」シリーズ。
(アニメーション制作は、バンダイナムコフィルムワークス・サンライズスタジオ→バンダイナムコピクチャーズ。)
「バラガキ篇」「一国傾城篇」「金魂篇」に続く第4弾は、
一夜限りのイベント上映でしか上映できなかった「真選組動乱篇」と「かぶき町四天王篇」を、
例により各3週間の期間限定、一般上映扱いで連続公開。
(「かぶき町四天王篇」は映倫審査で、小学生以下は保護者同伴が義務付けられたPG-12指定に。)
まずは、「真選組動乱篇」(TVアニメ版第101話~第105話に該当)。
江戸の治安を守る真選組において、鬼の副長として恐れられていた土方十四郎(CV:中井和哉)が、
鍛冶屋で手にした妖刀の呪いにかかり、ヘタレヲタクのトッシーと化してしまう。
そんな中、久しぶりに真選組に帰ってきた伊東鴨太郎(CV:真殿光昭)の前で失態を次々と犯してしまい、
真選組を追われ、坂田銀時(CV:杉田智和)ら万事屋に助けを求めることに。
だが、伊東鴨太郎が真選組に帰ってきた理由は別にあり、
高杉晋助(CV:子安武人)ら鬼兵隊と結託し、クーデターを起こして組織の弱体化を図ろうとしていた。
この「真選組動乱篇」を見てね、
真選組も、万事屋も、ヲタクも、切れ者も、バカも、みんな同じ人間だってことに。
人間は脆さだってあるし、最初から完璧を求めても限界があるってことに。
土方十四郎も、坂田銀時も、伊東鴨太郎も、
自分に限界があることを悟り、何度踏まれても這い上がってきた。
そして、日常を一生懸命生きている。
「真選組動乱篇」は、伊東鴨太郎を陰で操った河上万斉(CV:山崎たくみ)で言うところの、
労働者の嘆きを歌に込めた(黒人音楽としての)ブルースってところやね。
一本の映画としてまとめ上げたバンダイナムコフィルムワークス・サンライズスタジオの仕事っぷりに流石。
この「銀魂オンシアター2D」シリーズは、2012年夏に行われたイベント上映の為に、
「真選組動乱篇」と「かぶき町四天王篇」を映画に再編集して開催されたのが起源。
あれから、ガチの終わる終わる詐欺を起こして、
アニメ「銀魂」の制作元と著作権が、バンダイナムコピクチャーズに移管されたり、
「烙陽決戦篇」から深夜枠に左遷されたり、映画「銀魂 THE FINAL」でPG-12指定を受けたり、
小説「3年Z組銀八先生」が、マルチバースアニメとしてテレビアニメ化されたりと、
「銀魂」は、「機動戦士ガンダム」シリーズ並みに大きな広がりを見せてくれたわ。
次の「かぶき町四天王篇」は、21日より公開。
「機動戦士ガンダムGQuuuuuuX」も大事なんだけど、「銀魂オンシアター2D」も忘れないで!