バカリズムの「笑い」は作り込みだから、ドラマの脚本でも才能を発揮できる。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

バカリズムの「笑い」は作り込みだから、ドラマの脚本でも才能を発揮できる。

冬ドラマ。

今回は日テレ系”10時半台”の「ホットスポット」。

 

 

2023年1月期「ブラッシュアップライフ」が賞を総なめにした、脚本のバカリズム以下、制作チームが再集結。

「ブラッシュアップライフ」では、安藤サクラに無茶ぶりをさせたが、

今回は市川実日子を主演に起用し、富士山麓の商店街を舞台にしたゆる~いSFスペクタクルを展開します。

 

山梨県側の富士山麓の商店街にあるビジネスホテルに勤務している遠藤清美(市川実日子)は、

女手一つで娘を育てているシングルマザー。

自分勝手なモンスターカスタマーには手を焼くが、

支配人(田中直樹)以下、ホテルのスタッフは人間関係がギクシャクしない。

仕事以外では、数か月に一度、地元の幼馴染・葉月(鈴木杏)と美波(平岩紙)とご飯を食べながら近況報告。

そうして毎日、時間だけがあっという間に過ぎていくのが清美の日常。

ここまでは普通でした。

そんなある日、清美は仕事帰りに自転車で家路を急ぐ途中、交通事故に遭いそうになり、

間一髪のところで何者かに助けられた。

その正体が、夜勤シフトに入ることが多い清美の職場の同僚・高橋孝介(角田晃広)だった。

 

そう、高橋孝介は、人間のコスプレ姿で過ごしている宇宙人だった。

 

「ブラッシュアップライフ」が人生リセットの連続だったのに対し、

今回の「ホットスポット」は人間のコスプレ姿で過ごしている宇宙人が、

人間の女性といつしか恋愛関係を持つようになるという、大人のラブストーリーになるでしょうね。

謎の長期宿泊客・村上(小日向文世)の存在が気になるが、

おそらく、高橋孝介を捕獲しに来たFBI、Xファイルの捜査員だったりして。

 

バカリズムの脚本には次々と驚かされてますね。

こう見えても、あれだけ緻密に作られており、落としどころをつかんでいると思うね。

ネタ番組で見られるフリップ芸での経験が活かされており、

バカリズムの生み出す笑いは、練りに練った、作り込んだ笑いだと。

そのフリップ芸での経験が、ドラマの脚本で構築されていてて、

ドラマを作る側からのオファーが絶えないのがわかるわ。

 

そんなバカリズムも、いずれネットフリックスかアマゾンプライムビデオに寝返りすると思う。

「ブラッシュアップライフ」では、日本国内だけでなく、海外でも高い評価を得たため、

外国資本の動画サブスクサービスから注目されるのが目に見えてるわ。