
Wヘッダーその1。IMAXで描かれたのはいいが・・・
3連休の2日目。
ワタクシは朝から行動し、昨年延伸開業した北大阪急行の箕面萱野駅まで行き、
109シネマズ箕面まで大泉洋主演の「室町無頼」を鑑賞。
実はこの日の行動に至るには、いろいろしかじかありました。
17日に一般公開される「室町無頼」ですが、IMAXで1週間先行公開されることを聞き、
大阪市内にあるIMAXシアターと言えば、TOHOシネマズなんば本館しかなく、
その上、「室町無頼」のIMAX版公開予定なし!
大阪市内にもう1館作れよ!
もうここまで来たら、困った時の109シネマズ箕面。
これまでやったら、地下鉄で千里中央駅まで行き、
西口バスターミナルから、みのおキューズモール行きシャトルバス(往復210円)に乗車。
そのシャトルバス、始発が朝9時、最終便が夜9時すぎと超不便すぎの上、
帰りのシャトルバス乗車券を貰い損ねたり、無くしたら大変!
だが昨年、千里中央駅から箕面萱野駅まで延伸区間が開業し、これで気兼ねなく行ける。
なわけで、朝9時に間に合うよう家を出て地下鉄に乗り、30分アニメ1本見れる時間で箕面萱野駅まで乗車。
そんで109シネマズ箕面まで。
この映画は「サイタマノラッパー」「ネメシス」の入江悠監督が、
歴史書に唯ただ一度だけその名を留める男、蓮田兵衛の目線で、百姓一揆を描くという、
日本映画史上まれにない意欲作でして、
大泉洋が室町時代に生きた無頼漢、蓮田兵衛を演じており、がんじがらめの時代を脱却しようと奮闘します。
9月に放送されたドラマ特別企画「終わりに見た街」に続いての大泉洋との共演となる堤真一が、
蓮田兵衛とは進む道を分かち合った洛中警護役・骨皮道賢を演じます。
ほかにも、なにわ男子・長尾謙杜が棒術の達人・才蔵を、北村一輝が、外道大名の名和好臣を演じます。
登場人物のほとんどが、詳細な資料不在で、役者にとっては演じるのが難しかったが、
東映の時代劇実写映画初のIMAXに恥じない作品に仕上がったな~と。
応仁の乱前夜の室町時代の京。
大飢饉と疫病の連鎖で死人が多く出て、河原には死骸だらけ。
しかも、暴利で税金をこれでもかと取り立てて、農民からしたら不満爆発。
そんな中、一人のアウトローが現れた。
蓮田兵衛(大泉洋)。
兵衛は、質草として流れてきた没落武士の子・才蔵(長尾謙杜)を拾い、六尺棒の達人に育て上げ、
抜刀術の達人、槍使い、金棒の怪力男、洋弓の朝鮮娘ら、個性たっぷりのアウトローたちを集め、
平安京に乗り込み、百姓一揆をおこす。
まさにIMAXで上映するには、最高の作品が出たなと感じたわ。
一昨年、「ゴジラ-1.0」がAMPASアカデミー賞(R)で視覚効果賞を受賞し、
アメリカ映画界に激震を走らせたが、その時もIMAX版が公開されてたわ。
だが、これは日本の特撮技術がIMAX負けしないことを証明した半面、ドラマでは負けている。
だが、「室町無頼」は、百姓一揆ものが、日本製IMAXにふさわしい作品であることを証明した。
後半の無頼漢&農民連合が平安京に駆け付け、暴動を起こす場面が、物語を象徴している。
出演者陣のアクションも優れていてて、東映はすごいものを世に送り出したなと。
だが、その一方で、編集作業過程で「IMAX版も作ってくれ」と、
2D通常版からIMAXへアップコンバートした際、上下左右に黒い余りが出てて、迫力を半減させた。
せめて、IMAXで映画作る時は、最初からIMAXで公開することを前提に、IMAXカメラで撮ってくれ。