その下らなさがちょうどええが、天罰が下るで。
年末年始休暇3日目。
午前中は家の墓参りに行き、このあと、近鉄八尾駅に行き、
昨年の台風で甚大な被害を受け、大規模な修繕工事が行われたMOVIX八尾に行き、
「聖☆おにいさん THE MOVIE」を鑑賞。
好き嫌いの激しい映画監督、福田雄一の最新作は、
「ブラック・ナイト・パレード」以来となる、中村光の人気漫画(講談社・週刊モーニング連載)を、
NHK総合で放送されたドラマ版に続き、松山ケンイチ&染谷将太のW主演で映画化。
ハルマゲドンを越え、平和な日常となった東京・立川で、
神の子イエス(松山ケンイチ)と、目覚めた人ブッダ(染谷将太)の、
安アパートでのゆる~い共同生活を描いた、下手したら天罰が下るコメディ。
映画版は天界からの使者が来て、ニチアサ系の特撮ヒーロードラマの主演に大抜擢。
ところが、その特撮ヒーロードラマ、天使だけでなく、悪魔も出演するというトンデモ作でして・・・
出演者陣を見てね、まさしく豪華キャストの無駄遣い。
「お前ら仕事選べよ!」とツッコんじゃったわ。
映画ファンの間では、福田雄一の作品に対し、発表の度に賛否両論を起こしているが、
この作品に関しては、このくだらなさが「ちょうどええ」やなと。
来年1月には「アンダーニンジャ」の公開が控えていてて、こちらはスタイリッシュなアクション活劇で、
福田雄一らしい、くだらなさは期待しないでいただきたい。