ガンバ、エヴェッサ、ブルテオンが繋ぐ地域のスポーツ活性化。
バレーボールの完全プロ化を3年計画で目指す、大同生命SVリーグMENが11日、
東京体育館でのサントリーサンバーズ大阪vs大阪ブルテオン(旧:パナソニックパンサーズ)で開幕し、
バレーボール版”大阪ダービー”は、大阪ブルテオンが3-0のストレート勝ち。
(だが、大阪にはこの2チームに加え、日鉄堺ブレイザーズがいるんだよね・・・)
この試合は、チケットが全席完売、フジテレビ系全国ネットで生中継され、
バレーボール新時代の到来を予感させた。
この圧勝劇の背景には、大阪ブルテオンが、「大阪」を強調したマーケティング展開が功を奏した。
これまでの企業チームは、社員の福利厚生目的で創設されたものが多く、
会社の業績が低迷すると、休部や廃部になるケースが多く、これじゃスポーツの普及につながらないだろと。
SVリーグに移行するに伴い、これまでの「パナソニックパンサーズ」から「大阪ブルテオン」に改名。
運営会社であるパナソニックスポーツ株式会社傘下に置くガンバ大阪(Jリーグ)を参考に、独立採算制に移行。
チームカラーを青色に、ユニフォームサプライヤーも、ガンバ大阪と同じヒュンメル製にした。
ホームアリーナも枚方市にあるパナソニックアリーナにした。
選手の方も、エースのOP西田有志を筆頭に順次プロ契約に移行し、助っ人外国人も2人加入したことで、
プロ化の受け入れは万全にした。
また大阪ブルテオンは、ガンバ大阪や、
パナソニックスポーツ株式会社と共創パートナー提携を結んでいる大阪エヴェッサ(Bリーグ)と連携し、
各ファンクラブ間の招待事業や、スポーツ体験イベントの実施で活性化を図っていることに加え、
千里万博記念公園の、ホテル阪急エキスポパーク跡地の再開発で出来るアリーナを、
大阪ブルテオンと、大阪エヴェッサのホームアリーナにし、
ガンバ大阪のホームスタジアムであるパナソニックスタジアム吹田と共に、
大阪モノレール万博記念公園駅の周辺地域、いや、大阪モノレール沿線地域を活性化させるのも狙い。
バレーボール、サッカー、バスケットボール。
共喰いになりかねない状況を何とかしようと、共創パートナーという形で賑わいを創生している。
和を以て貴しとなす。
共通項はスポーツで大阪府を元気にするってな。
来年は万博が行われることも兼ねて。