
ライブ音響で観れば破壊力がパネェ!
ムラムラします(キリッ)
大阪ダービーが台風で中止になり、ムラムラが抑えきれないまま迎えた日曜日。
「仮面ライダーガヴ」の第1話をリアタイで見た後、なんばまで赴き、
TOHOシネマズなんばの轟音シアターで「きみの色」を鑑賞。
(そーいや、9月1日は毎月1日の映画サービスデーやった。)
京都アニメーション在籍時には「けいおん!」、「たまこまーけっと」、「映画 聲の形」を手掛け、
京都アニメーション退社後は、テレビシリーズ「平家物語」を手掛けた山田尚子監督が、
「けいおん!」の頃に立ち返った、原点回帰の一作。
メイン声優陣をガチンコのオーディションで選び、
イラストレーターのダイスケリチャードが紡ぎ出した躍動感のあるキャラクターに、
牛尾憲輔が手掛けた破壊力のある劇伴が上手に絡み、いかに「きみの色」を出している感があったわ。
「平家物語」で組んだサイエンスSARUが、配給元である東宝の子会社になって初めての映画です。
長崎市の全寮制ミッション・スクールに通う日暮トツ子(CV:鈴川紗由)は、
人が「色」で見えるが、自分の「色」が見いだせずにいた。
ある日の体育の授業で行われたドッジボールで、
トツ子の顔面にクリティカルヒットするシュートを繰り出した作永きみ(CV:高石あかり)が突然、
ミッション・スクールを退学した。
退学の理由が不明のため、モヤモヤしていたトツ子は、通りかかった白猫に導かれるかのように、ついていき、
たどり着いたところが、古書店の「しろねこ堂」で、トツ子が扉を開けたら、店番のバイトをやっているきみの姿が。
さらに、常連客の影平ルイ(CV:木戸大聖)も加わり、バンド活動に勤しむことに。
それぞれ悩みを抱えた3人が、紡ぎ出した色とは―――
山田尚子監督とは長年の付き合いである吉田玲子のオリジナル脚本で、
「けいおん!」とは違ったアプローチで音楽に真摯に取り組む姿勢、心を打たれたね。
ただの青春音楽映画だと面白くないので、シスター日吉子(CV:新垣結衣)の存在が心をほぐしてくれた。
今回はIMAX版も同時公開されたが、
あえて、TOHOシネマズ独自の重低音スクリーン「轟音」シアターで観たら、
劇中曲や牛尾憲輔の劇伴でとてつもない圧が加わったわ。
特にライブシーンは圧巻の一言に尽きます!
TOHOシネマズ独自の「轟音」シアター、これを活かした映画祭やってくれたらよかったのに。
「ラ・ラ・ランド」でしょ、「グレイテスト・ショーマン」でしょ、「ボヘミアンラプソディ」でしょ、
「トーキングヘッズ ストップ・メイキング・センス」でしょ、
「映画 けいおん!」と、「ミッシェルガンエレファント」のライブドキュメンタリーに、
「ラブライブ!」の劇場版が来たら完璧!