
代表招集期間中の代替開催やむなし。根拠は1997年。
この”大阪ダービー”をはじめ、J1リーグ4試合とJ2リーグ1試合が、
台風だけでなく、台風の直接的な被害が無くても、
大量の水蒸気が流れ込んで大雨を起こす遠隔豪雨を懸念して中止を発表した。
台風10号の動きがノロノロでも、周囲にかける迷惑は甚大だった。
そりゃ開催中止せざるを得なかったわ。
で、自然災害で中止を喰らったクラブに待っているのは、過密日程地獄。
浦和レッズは2試合、試合途中での雷雨中止を喰らっており、
他のクラブも、優勝争いや残留争いを左右しかねず、
ルヴァンカップや天皇杯で勝ち残ったクラブや、AFCアジアチャンピオンズリーグ出場クラブもいる。
過密日程解消策には、
FIFAワールドカップ(TM)のアジア最終予選を戦う日本代表招集期間中の代替開催も覚悟した方がいい。
確か1997年のJリーグは、FIFAワールドカップ(TM)のアジア最終予選が、
中立地集中開催のセントラル方式で行われることを考慮した日程にしたんですが、
アジアサッカー連盟が突然、ホーム・アンド・アウェーの総当たり制に変更。
1999年にJ1リーグとJ2リーグの2部制を導入するため、
1997年と1998年の合計ポイント制で明暗を分けるJリーグにとっては大打撃。
そのため、クラブに所属する選手が日本代表で招集されるダメージを考慮し、
招集選手1名につき0.1点を追加する救済処置を打ち出した。
(結果として、横浜フリューゲルスが経営難で横浜マリノスと合併したことで、実質無駄足に。)
だが、今の第2次”森保ジャパン”は欧州組中心で、Jリーグのクラブから召集されるのはごくわずか。
でも、J1リーグを快走する町田ゼルビアからは3人招集されており、
もし日本代表招集期間中にJリーグが代替開催されたら、主力選手不在によるダメージは大きいでしょうね。
開催不能による0-0の”見做し開催“で、サポーターは納得しますか?首を横に振るのがオチ。
公平に戦うためにも、選手招集に伴う救済ポイント導入を条件に、招集期間中での代替開催を容認すべきだ。