【KICK OFF!ピックアップ】柿谷曜一朗の原点は、阿波踊りにあった。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

【KICK OFF!ピックアップ】柿谷曜一朗の原点は、阿波踊りにあった。

YouTubeのJリーグ公式応援番組チャンネルで配信されている、

全国の「KICK OFF!」ブランド番組から、ワタクシが気になったことをピックアップしてお届けする、

「KICK OFF!ピックアップ!」。

今回は8月25日OAの四国放送「KICK OFF!TOKUSHIMA」を。

 

 

監督交代以降、降格圏内から脱出し息を吹き返した感がある徳島ヴォルティス。

徳島ヴォルティスのホームは鳴門市を中心とした徳島県全域。

かつては夏の徳島市を彩る「徳島市阿波おどり」に、徳島ヴォルティスの選手・スタッフが参加し、

「踊る阿呆に観る阿呆、同じ阿保なら踊らにゃソンソン」のリズムで場を盛り上げてきた。

だが、新型コロナウイルスの感染拡大で、2019年を最後に、

 

 

徳島ヴォルティスは「徳島市阿波おどり」から姿を消したが、

クラブ創設20周年の節目ということで、明治安田生命保険相互会社徳島支社との合同連で、

徳島ヴォルティス、5年ぶりに、「徳島市阿波おどり」に参戦します。

8月12日、徳島市紺屋町の株式会社バル演舞場で踊る選手&スタッフたち、活き活きとしてますね。

だが、ここに至るまでには結構四苦八苦ありました。

殆どの選手が初参加で、踊り初心者。

なので、8月7日からクラブハウスで講習会が行われました。

 

 

ぎこちなさが残るものの、選手たちは徐々に慣れていき、8月12日を迎えました。

 

 

活き活きしてますね。

ここで先頭に立っていたのが、FW柿谷曜一朗。

元オランダ代表FWデニス・ベルカンプを彷彿とさせるトラップ技術の高さでチームをけん引しているが、

セレッソ大阪のペーペー時代は問題児のレッテルを張られていたんだよね。

下部組織からトップチームに昇格したばかりの頃、同期に香川真司がいたことと、

当時チームを指揮していたレヴィー・クルピと折り合いがつかず、そこからグレてしまい、

練習への遅刻を繰り返したことにクルピが激怒し、6月に徳島ヴォルティスに島流し同然のレンタル移籍。

この徳島ヴォルティスへのレンタル移籍が、エースストライカーの自覚を持つようになったきっかけに。

当時指揮していた美濃部和彦との対話を積極的に行い、主将を務めていた倉貫一毅のプロ意識に感化され、

セレッソ大阪の下部組織出身の濱田武が生活面でフォロー。

そして、徳島市の阿波おどりに「徳島ヴォルティス連」で参加。

選手・スタッフ全員が躍ることで次第に一体感が生まれたことに手ごたえをつかんだ。

この徳島ヴォルティスでの充実した日々は、志願で2011年まで延長した。

セレッソ大阪復帰後は、チームのエースの自覚を持つようになり、天敵だったレヴィー・クルピと仲直りし、

背番号「8」を継承したにもかかわらず、2014年、悪夢の状態から逃げるかのように、欧州挑戦。

2016年、再びセレッソ大阪に復帰し、名古屋グランパス(2021~2022)経由で、

昨年、徳島ヴォルティスに12シーズンぶりに復帰。

監督交代やJ1復帰に消極的なフロントのドタバタがあったにもかかわらず、

徳島ヴォルティスに復帰した柿谷曜一朗は活き活きしている。

そして、5年ぶりに、徳島ヴォルティスが「阿波おどり」に参戦し、暑さを吹き飛ばしてくれました。

ここで得た一体感で、徳島ヴォルティス、捲土重来を!