【KICK OFF!ピックアップ】「あなたは死なないわ 私が守るもの」(by綾波レイ) | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

【KICK OFF!ピックアップ】「あなたは死なないわ 私が守るもの」(by綾波レイ)

YouTubeのJリーグ公式応援番組チャンネルで配信されている、

全国の「KICK OFF!」ブランド番組から、ワタクシが気になったことをピックアップしてお届けする、

「KICK OFF!ピックアップ!」。

今回は8月17日OAの山口朝日放送「KICK OFF!YAMAGUCHI」を。

 

この日の放送は、試合は見れずとも、レノファ山口を支えるボランティアスタッフに密着する特集を組んでいたが、

今回の目的は、それではない!(オイ)

8月10日にみらいふ維新スタジアム(山口市維新百年記念公園陸上競技場)で行われた、

明治安田J2リーグ第26節・レノファ山口vs栃木SCで、「エヴァンゲリオン」コラボが実現。

これは、コロナ禍の規制からの緩和を機に、

「新世紀エヴァンゲリオン」と、リブート版の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」4部作を生み出した、

庵野秀明総監督の出身地である山口県宇部市を盛り上げようと取り組む、

「まちじゅうエヴァンゲリオン」プロジェクトの一環として、宇部市がホームタウンに入っているレノファ山口が、

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」4部作製作元のカラー(xapa/Khara)監修のもと、

レノファ山口の夏限定ユニフォームが、汎用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオン初号機仕様に。

 

 

この限定ユニフォームは、8月のレノファ山口ホームゲーム3試合で着用。

「こなきゃダメだ!みなきゃダメだ!勝たなきゃダメだ!」と言わんばかりに、気合入れてます。

その真っただ中の10日、

”旧版”ことテレビアニメシリーズの「新世紀エヴァンゲリオン」に縁のある高橋洋子が来場し、

「残酷な天使のテーゼ」を生歌唱。

その甲斐もあって、維新ヤシマ作戦こと、使徒・栃木SCを逆転殲滅させることに成功。

残念ながら、この日の来場客が6337人とは、寂しいものですね。

8月31日のvsファジアーノ岡山戦は、「エヴァンゲリオン」コラボユニフォーム着用最終日。

MFサーラット・ユーイエンの出身国であるタイを体感できるタイ祭りに、

防府競輪のマスコットキャラ・ホープくんをあしらった、「ホープくん縁日」を開催。

AAAヴンターの如く、奇跡を起こしてくれ!

 

アニメコラボといえば、今週別の「KICK OFF!」ブランド番組でも。

それが、8月17日OA分の大分放送「KICK OFF!OITA」で。

 

 

この日の放送は、大分トリニータ30周年記念試合として行われた、ロアッソ熊本との”バトル・オブ・九州”。

この試合で、番組MCの渡辺敬大・大分放送アナウンサーと、森迫麻衣が着たシャツが、

クラブ創設30周年を記念して、「進撃の巨人」とのコラボシャツ。

これは「進撃の巨人」の原作者である諫山創が、大分県出身ということもあり、

生まれ育った大分県に還元したい、大分県を盛り上げたいという思いから、大分トリニータとのコラボが実現。

このTシャツは、vsロアッソ熊本戦来場客用と、クラブ公式オンラインストア販売用でデザインが異なり、

共に、「大分トリニータに心臓を捧げよ!」と言わんばかりに、調査兵団のエンブレムが入っております。

この試合、巨人として襲来したロアッソ熊本を、逆転で殲滅。

後半アディショナルタイムのDFペレイラの起死回生のヒールシュートに、思わず勃起した!

勃起!

 

やっぱアニメコラボ、漫画コラボは、リーグ向けより、クラブ向けがよくウケる。

レノファ山口と、大分トリニータ。

それぞれのケース、生みの親が生まれ育った地元に還元したい想いで快諾したから実現したもの。

物語の舞台となる地域つながりも、成功例の一つ。

水戸ホーリーホックは、茨城県大洗町を舞台にした戦車道アニメ「ガールズ&パンツァー」と。

(「ガールズ&パンツァー」の舞台となっている大洗町がホームタウンに加わったのは2017年から。)

北海道コンサドーレ札幌は、北海道で金塊争奪戦が展開される「ゴールデンカムイ」と。

清水エスパルスは、静岡市清水区を舞台にした「ちびまる子ちゃん」と。

セレッソ大阪は、大阪市南部の下町(モデルは西成区)を舞台にした「じゃりン子チエ」と。

そんで、「ラブライブ!」シリーズの中でも、物語の舞台が特定されている、

「ラブライブ!サンシャイン!!」は、静岡県沼津市をホームに置くアスルクラロ沼津と、

「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」は、石川県金沢市をホームに置くツエーゲン金沢と、

手を組んでおり、物語の舞台がわかっていれば、クラブと連携することが出来る。

かつて、NHK連続テレビ小説の舞台都市設定要請や、大河ドラマの主人公ゆかりの土地のタイアップ要請、

「男はつらいよ」のロケ誘致や、「ゴジラ」に地元の建造物が壊されてほしいと懇願すれば、

地域が盛り上がるといわれているが、それは遥か遠い昔の話。

今は、クラブごとのアニメコラボ、漫画コラボは、

Jクラブと地元ホームタウンとの連携を強める、一番わかりやすい実例として用いられている。

この傾向がもっと多くしてほしい。