
”令和コメディ映画の巨匠”が放つ、AIへの警鐘。
日曜日は朝から行動しました。
TOHOシネマズなんばまでダブルヘッダー。
まずはクソ早い朝から「もしも徳川家康が総理大臣になったら」を鑑賞。
「翔んで埼玉」で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞し、
”令和コメディ映画の巨匠”の地位を確立した武内英樹監督が、
フジテレビ退職後、「職業:映画監督」として描いた第1作として題材に選んだのが、
眞邊明人のビジネス小説(サンマーク出版)。
2020年の世界的なパンデミックで、日本政府がクラスター感染で機能不全となり、
急遽立ち上げられたのが、徳川家康を筆頭に歴史上の偉人たちが、
AI技術、3Dホログラム、ドローン技術で蘇り、臨時内閣を創設したトンデモ作品で、
豪華キャストの無駄遣い、
この作品はフィクションであることを念頭に入れてとの注釈ツッコミ入れるくらいのくだらない作品やったわ。
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的なパンデミックが発生し、
日本政府では集団クラスター感染で機能不全に陥り、内閣総理大臣がコロナ感染で死亡。
緊急事態に政府が獲った最終手段が、AI技術、3Dホログラム、ドローン技術で、歴史上の人物を甦らせ、
1年限りの臨時内閣を立ち上げることに。
内閣総理大臣の徳川家康(野村萬斎)を筆頭に、
経済産業大臣の織田信長(GACKT)、財務大臣の豊臣秀吉(竹中直人)、
内閣官房長官の坂本龍馬(赤楚衛二)と、錚々たる面々が揃い、
日本国内の感染拡大防止と社会機能回復に努めてきた一方、
テレビ局の新人記者・西村理沙(浜辺美波)が坂本龍馬と接触したことで、陰謀に巻き込まれることに。
偉人たちの個性を活かした日本再建計画は、まさにビジネス小説の範疇を越えたトンデモ展開にぶっ飛んだ。
そんなおふざけ全開のコメディ映画で、別の側面を見つけた。
それは、AI技術の進化に対する警鐘。
ネタバレ防止のため、一部割愛するが、作中で偉人内閣の1人が抹殺されたことから、
同じ偉人内閣の中に、裏切り者がいて、
自分の野望のためなら存在が邪魔だと徳川家康の抹殺を目論んでいる。
AIプログラムの暴走が、日本政府だけでなく、人類滅亡につながると、この映画は訴えている。
現実社会でも、AIが人間の知能を上回り、やがて人類を支配すると、多くの技術者が警鐘を鳴らしており、
(自我を持ったAI操作のロボット兵士が人類を殺害したり、完成度の高い児童ポルノの画像が流出したりとか。)
会議中に居眠りするなどの不適格行動をとる”働かない政治家”が増え続け、
”働かない政治家”より仕事をするAIが政府を牛耳るととんでもないことになると。
一貫したおふざけ全開でも、社会的メッセージを主眼に置いた武内英樹監督はいいことを突いたわ。
ところで、映画.comのこの映画のユーザーレビュー欄を見てみたら、ネット荒らしじゃウジャウジャいたわ。
どうやらこいつら、フジテレビが製作幹事を務めていると思い込んでるようで、
サル以下の知能を持った救いようのねぇキチガイばかりで引く(怒)
重度の統合失調症を患っていることに気付いてねぇ(怒)
確か3月に公開された「変な家」でも、ユーザーレビュー欄荒らしによる同様の行為を起こしていたわ。
一般道徳皆無の思い込みが激しい(怒)
他者の迷惑を考えろ(怒)