
こんな投げやりな主人公、転生させるんじゃなかった・・・。
夏アニメ。
今回は「異世界失格」(TOKYO MX、MBSほか)
「恋は世界征服のあとで」の野田宏&若松卓宏が、
小学館の漫画配信サイト・やわらかスピリッツで連載している漫画が原作。
数ある異世界もので、こんな脱力的な主人公いるか!!!とツッコんじゃったわ。
監督は「異世界おじさん」の河合滋樹。
シリーズ構成(兼全話脚本)は「かぐや様は告らせたい」シリーズの中西やすひろ。
キャラクターデザインは稲吉智重&稲吉朝子の兄妹タッグ。
アニメーション制作は「異世界おじさん」のアトリエポンダルク。
昭和初期。
センセー(CV:神谷浩史)と、愛人のさっちゃん(CV:上田麗奈)は、
手を取り合い、入水自殺による心中を図った矢先に、通りかかったトラックに轢かれて両者死亡・・・
したはずだった。
センセーが目を覚ましたら、教会の礼拝堂にいて、
神官のアネット(CV:大久保瑠美)が例のトラックを使って異世界・ザウバーベルグに召喚したというのだが、
センセー、睡眠導入剤(俗に言う睡眠薬)飲み、死んで現実から逃げ出そうとした。
ザウバーベルグを救う勇者を召還したはずが、こんな投げやりなヤツだということにがっかり。
だが、センセーの死にたがり癖が、実は冒険で役に立とうとは・・・
異世界転生ものがバンバン出て、何か別のジャンル作ってくれよと嘆いている中で、
こんな脱力系な異世界転生ものが出てきたことは救い。
センセーのキャラクターと、センセーを演じる神谷浩史の声の演技が化学反応を起こして、
こんなただモノではない主人公を生み出したことには称賛を与えたい。
今後はセンセーとアネット、格闘家のタマ(CV:鈴代紗弓)、
剣士見習いのニア(CV:小市眞琴)、使い魔のメロス(CV:木野日菜)も加わり、冒険の旅に出るが、
センセーの死にたがり癖に振り回されるでしょうね。