LGBT問題に切り込んだ「先輩はおとこのこ」。
夏アニメ。
今回は「先輩はおとこのこ」(フジテレビ系”ノイタミナ”枠)
LINEマンガで1億8000万PVを記録し、最も「アニメ化してほしいマンガ」に選ばれたぽむの同名漫画が原作。
ワケあって女子生徒の姿で過ごしている男子生徒と、1年後輩の女子生徒の交流を通じた青春群像劇。
監督は柳伸亮
「弱キャラ友崎くん」「継母の連れ子が元カノだった」と一癖二癖あるキャラものを手掛けており、
理にかなっている。
シリーズ構成は、今クール「逃げ上手の若君」も手掛けている冨田頼子。
アニメーション制作はプロジェクトNo.9。
高校生、2年生の花岡まこと(CV:梅田修一郎)は”普通”じゃないところがある。
それは、男子生徒なのに、学校では女子生徒の姿で過ごしている。
ある日、まことは机に入っていたラブレターを受け取る。
まことは放課後の教室で待っていると、
ラブレターの主である1年後輩の女子生徒、蒼井咲(CV:関根明良)が来た。
第1話はまことが女装するに至った経緯がつづられ、
それにほれ込む後輩の女子生徒にマジでワロタ。
さらに、まことの幼馴染である大我竜二(CV:内田雄馬)が加われば、三角関係になる。
まるでよしもとばななの小説みたいやわ。
これが最も「アニメ化してほしいマンガ」として支持されている理由が分かったわ。
これは性的少数者、LGBT(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)問題を扱ってて、
まことが”男の娘”として過ごす背景が、LGBTにあったのではないかと。
この場合だと、花岡まことがトランスジェンダーとして描かれ、
作中で、いかにも女の子向けの可愛いハンカチかってとせがんでも、母親に止められる始末。
この時点でわかったわ。
しかも、蒼井咲、テンション高っ!