「『おいハンサム!!』って、こうゆうことだったのか」と、タイトルで伏線回収。
6月最後の日曜日。
ワタクシはお昼を早めに頂いて、パナソニックスタジアム吹田でのJ1リーグ首位攻防戦に赴くことをメインに、
行きつけの整骨院まで施術に赴いた後、JR茨木駅に行き、イオンモール茨木のイオンシネマ茨木へ行き、
吉田鋼太郎主演の「映画 おいハンサム!!」を鑑賞。
フジテレビのドラマ制作部門でヒット作を生み出し続け、退社後は制作会社「ヒント」を立ち上げ、
福本伸行の代表作「カイジ」シリーズを映画化した「KAIJI 人生逆転ゲーム」や、
倫理違反ぎりぎりの表現方法で攻めた「闇金ウシジマくん」シリーズをヒットに導いた山口雅俊監督が、
伊藤理佐の「おいピータン!!」(講談社・Kiss所載)をベースに、
版元の垣根を越えて伊藤理佐のディスコグラフィーをハイブリッド配合したホームドラマ。
東海テレビ・フジテレビ系”土ドラ”枠で2022年1月期にテレビドラマとして放送され、
吉田鋼太郎が長いキャリアで初、「一家の大黒柱」役に見事にハマり、コア視聴率が高かったのか、
2024年4月期に続編シリーズの制作と、映画版の制作が同時で決定。
ワタクシも2つのテレビシリーズ、密かに見てまして、MEGUMI演じる妻と、
木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈演じる三姉妹に振り回される吉田鋼太郎のキャラがいいと。
今回の映画版はまとめたらこれ。
◆伊藤家の家族での会食中、妻・千鶴(MEGUMI)からの告白に傷ついた源太郎(吉田鋼太郎)が、
テレビの生情報番組で放送コードすれすれ発言を連発。
◆長女・由香(木南晴夏)は、知らない男からの間違い留守電を待ち続けるも、
元彼の同僚・大森(浜野謙太)からのメッセージだらけ。
◆次女でバツイチの里香(佐久間由衣)は、妻帯者の原(藤原竜也)への想いを断つために、
京都に行き、幼少期のデブからすらっとした幼馴染のたかお(宮世琉弥)の元へ。
◆三女・美香(武田玲奈)は、駆け出しの漫画家・ユウジ(須藤蓮)を捨てたばかりの所に、
いかにもヤバそうな界隈の人間、イサオ(野村周平)から声をかけられ・・・
「おいピータン!!」を下敷きに、伊藤理佐のディスコグラフィーから紡ぎ出された数多のエピソードが、
パッチワークで紡ぎ出され、さらに、食に関するエピソードを盛り込んだことで、全く新たな作品として錬成。
原作漫画を知っている方は、「これって完全な原作レイプじゃねぇか」と言われそうだが、
吉田鋼太郎演じる伊藤家の家長が、東京ディズニーランドのシンデレラ城見たいにデンと立ち、
そこを中心に妻や姉妹の物語が展開されてて、山口雅俊監督の手腕に脱帽したわ。
(よく考えてみたら、東京ディズニーランドの各エリア、必ずっていいほどシンデレラ城を通るわ。)
この「おいハンサム!!」、「ハンサム」って作中のイケメンかと思ったら、
映画のクライマックスパートを見て、ああ、そうゆうことだったのねと伏線回収で、チャンチャン♪
こういった「ハレ」な作品、なぜか当たらないんだよね~