【KICK OFF!ピックアップ】”大岩ジャパン”にアドバイスできれば・・・
YouTubeのJリーグ公式応援番組チャンネルで配信されている、
全国の「KICK OFF!」ブランド番組から、ワタクシが気になったことをピックアップしてお届けする、
「KICK OFF!ピックアップ!」。
今回は6月1日OAの札幌テレビ「KICK OFF!HOKKAIDO」を。
今回は室蘭のO-70(70歳以上)チーム、FC70室蘭に密着。
北海道のシニアサッカーは、
40歳以上:68チーム
50歳以上:35チーム
60歳以上:20チーム
70歳以上:9チーム
とあり、70歳以上はカテゴリー最高齢とのこと。
今回密着したFC70室蘭は結成1年で0-70全道大会を初制覇し、秋田で行われる全国大会に出場。
それにしても、70歳以上なのにパワフルやのぉ。
かつては高校サッカーでライバルだったが、互いに手を取り合う仲間として、
サッカーをエンジョイしているのがわかる。
そのFC70室蘭に最強メンバーが加入することとなりました。
そのメンバーがね、クセがスゴいのよ!
岸奥裕二
北海道出身者で初めてサッカー日本代表に選ばれた元新日鐵サッカー部所属のセンターバックで、
モスクワオリンピック男子サッカーのアジア予選に5試合出場するも、
ソビエト連邦の中東侵攻に抗議するため、日本をはじめ、アメリカに同調する西側諸国が出場をボイコットし、
何のために戦ってきたのかと、心が折れた。
引退後は新日鐵君津サッカー部の監督を務めたが、定年退職後の年金暮らしを機に室蘭に帰ってきた。
そして、70歳以上のシニアサッカーに選手として参入。
岸奥さんは日本代表に召集されていた頃、ニューヨークコスモスと対戦した話を語り、
当時ニューヨークコスモスに所属していた、西ドイツ代表DFフランツ・ベッケンバウアーとマッチアップし、
しつこいディフェンスに「You Are Crazy!」と皇帝の音を上げた、まさに武勇伝そのもの。
岸奥さんが招集されていた頃のサッカー日本代表は、モスクワ行きを目指すも、
ソビエト連邦の中東侵攻に抗議するため、日本をはじめとする西側諸国が出場をボイコットした。
あれから16年後、西野朗監督の下、前園真聖を擁した若い”西野ジャパン”で、
オリンピックの舞台に再び返り咲き、その後、毎大会連続出場を果たし、
AFC U-23アジアカップで”大岩ジャパン”が大会を制し、今夏のパリ行きを決めたのは記憶に新しい。
”大岩ジャパン”は、今夏のパリで、金メダルを取ろうと躍起になったものの、守備面で課題を露呈。
そのため、岸奥さんは、臨時守備コーチに就任して、守備を安定するための助言を与えた方がいいと思う。
岸奥さんも、オリンピックの舞台に立ちたかったが、ソビエト連邦のエゴで台無しになった。
岸奥さんの無念を、”大岩ジャパン”が晴らしてほしいわ。