【KICK OFF!ピックアップ】J2クラブの分析スタッフは半端なかった!
YouTubeのJリーグ公式応援番組チャンネルで配信されている、
全国の「KICK OFF!」ブランド番組から、ワタクシが気になったことをピックアップしてお届けする、
「KICK OFF!ピックアップ!」。
今回は5月18日放送分の秋田朝日放送「KICK OFF!AKITA」から。
2018年のFIFAワールドカップ(TM)ロシア大会から、ベンチに通信機器の持ち込みが解禁され、
メインスタンド上段に陣取ってる分析スタッフが相手チームの「違和感」を感じると、
すぐさまベンチに陣取っているコーチングスタッフにスマホで通知し、リアルタイムで修正を促す。
いわばサッカーは情報戦の様相を呈し、「情報を制するチームは、試合でも勝つ」が定石。
J1クラブはお金がある分、より高度な分析が求められるが、
下のカテゴリー、特に地方のクラブは予算が限られ、情報戦で不利になることが多い。
ブラウブリッツ秋田で分析を担当している佐々木遙希コーチ(にかほ市出身)は、
スマホを上手に使い、J1クラブとのギャップを埋めようと必死になっている。
練習風景を俯瞰アングルから撮影したりとか、DAZNで次の対戦相手の試合を見て気になった部分を取り出し、
吉田謙監督以下コーチングスタッフに見せ、勝機を見い出そうと白熱したディスカッションが繰り広げられ、
アウェーの試合では、賜正憲アシスタントコーチと共に秋田の事務所に残り、
現地からセットプレーの映像が送られ、修正点をすぐさま現地のスタッフに配信する。
J2のクラブは予算が限られており、スタッフを全員連れて行く経済的体力がない。
ブラウブリッツ秋田の佐々木コーチの取り組みを見て、遠隔でも分析が出来るということが証明できた。
自分たちには、自分たちの戦い方がある。
自分たちは、自分たちなりの戦い方がある。
それを考えさせてくれました。