【KICK OFF!ピックアップ】満員にするには、皆で楽しむ企画があってナンボ!
YouTubeのJリーグ公式応援番組チャンネルで配信されている、
全国の「KICK OFF!」ブランド番組から、ワタクシが気になったことをピックアップしてお届けする、
「KICK OFF!ピックアップ!」。
GW期のJリーグで、3日間90試合、1002664人を動員。
その内の5月3日(金)、1日当たりの総入場者数が30試合で382196人を動員し、リーグ歴代新記録を樹立。
5月6日(月)でも、30試合で299755人を動員し、歴代3位にランクイン。
ですが、観戦に来たサポーターの高齢化は進む一方で、新規サポーターの開拓が長年の課題。
ここで、新規サポーターの開拓に必死になっているクラブを取り上げた2つの番組を紹介。
まずは5月4日(土)放送分のテレビ長崎「KICK OFF!NAGASAKI」から。
Vファーレン長崎の筆頭株主であるジャパネットホールディングスが進めてる、
ソフトバンク・ピーススタジアム長崎を含めた長崎スタジアムシティがこの秋に開業するのに伴い、
現在のホームスタジアムであるトランスコスモススタジアム長崎は今シーズンを以ておさらば。
そのため、トランスコスモススタジアム長崎に足を運んでくれたサポーターの為に感謝の意を込めて、
スタジアム満員プロジェクトが進行。
Vファーレン長崎は、2017年に悲願の「ゼイワン」昇格を果たした感動を再び!と、
スタジアム満員プロジェクトを昨年のJ2リーグ戦4試合で敢行し、新規サポーター開拓に取り組んできた。
5月3日(金)のvsブラウブリッツ秋田戦で行われた、今年2回目のスタジアム満員プロジェクトは、
元サッカー日本代表MFの松井大輔が来場し、
子供向けサッカー教室を開催し、ボールに親しんでもらおうと取り組んでいる。
また、長崎スタジアムシティに出店する飲食店舗が、スタジアムグルメエリアに臨時出店。
うなぎの宇奈ととは、うなぎを手軽な価格で提供するとあって、長蛇の列が。
この後は、松井大輔と、ジャパネット創業者・髙田明、クラブOB徳永悠平を交えてトークショーを開き、
夢を持つことの大切さを力説してくれた。
また、有料入場者全員に「ありがとうトラスタ」ベースボールシャツがサンプリングされ、
この甲斐もあってか、今シーズン最多の13537人が来場し、長崎スタジアムシティへの期待が膨らんできた。
続いては5月12日放送分の北陸朝日放送「KICK OFF!ISHIKAWA」。
こちらも、スタジアム満員プロジェクトが行われたが、
今シーズン、西部緑地公園陸上競技場から、金沢ゴーゴーカレースタジアムへホームスタジアムが移転し、
西部緑地公園陸上競技場時代でやっていた「1万人プロジェクト」が、スタジアム移転に伴い、
アウェーゴール裏の激せまさや、緩衝地帯設置の関係などで9000人が限度となり、ヴァリューダウン。
5月6日(月)のvsガイナーレ鳥取戦では、
石川県発のTシャツブランド・OJICOとのコラボデザインTシャツが先着8000名様にサンプリング。
子供たちに人気の”はたらくくるま”が来場したり、ゲンゾースライダーが登場したりと、
家族向けを意識した来場企画を用意。
この甲斐もあり、8142人が熱狂し、ツエーゲン金沢は8試合連続で負けなしで、
昇格プレーオフ圏内は目の前。
出来れば勝利で終わりたかったがな。
ここで言いたいことは、スタジアムを満員にするなら、来場客が楽しめる企画があってナンボってこと。
新規のサポーターを取り込むなら、クラブを推すきっかけを作らないといけないんだよね。
先の2クラブがやってたTシャツサンプリングは、
1万円前後するレプリカユニフォームを買うのに躊躇するよりマシだと思うし、
元日本代表選手やクラブOBが来て、自分が現役だった頃の裏話を語ったり、
サッカー教室を開いたりするのも手だもんな。
これから夏に入り、新規サポーター開拓にハッパかけてもらわないと困るで!
6月にはあらゆるJクラブが、来場客が楽しめるイベントを数多く用意している。
◆鹿島アントラーズが今季唯一の国立競技場ホームゲームで、
サッカー漫画の「GIANT KILLING」とコラボし、様々なイベントを用意。
◆ガンバ大阪は、3年目に突入したサッカーと音楽のコラボ「ガンバソニック」を開催し、限定Tシャツも配布。
今年は小柳ゆきが試合前にライブを敢行。「あなたのキスを数えましょう」から四半世紀経つのか・・・
◆ツエーゲン金沢は10月の”ご当地ラブライブ!ダービー”に先駆け、
「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」とのコラボマッチを開催。
◆ヴィッセル神戸は今季唯一の国立競技場ホームゲームで、
インフルエンサーVチューバーグループ”にじさんじ”とのコラボマッチを開催。
◆セレッソ大阪は毎年恒例のブラジルフェアを開催し、
ゲストに「ブラジルの人聞こえますか~!!!」の鉄板ギャグを持つサバンナ・八木真澄が来場。
◆横浜Fマリノスは、「I☆YOKOHAMA MATCH」を開催し、
横浜DeNAベイスターズ、横浜ビー・コルセアーズ、横浜グリッツのファンも巻き込んだ企画も。
新規サポーター開拓は、きっかけ作りが大事やさかい、ホンマにきばってくれ。