この映画に限り、ポップコーンは映画を鑑賞してから!
イオンシネマ京都桂川でのダブルヘッダー2発目は、「Ryuichi Sakamoto | opus」。
まず、日本国に、坂本龍一という偉大な音楽家がいたことを誇りに思う。
昨年3月に逝去するまで、放射能治療に頼らない闘病生活を実践し、生きることを諦めなかった姿勢は、
多くのファンを共感させた。
奇しくもコロナ禍でライブの開催が制限された以前に、病にやられた体では2時間のライブを行うこと自体無謀。
いずれ自分も逝ってしまうだろうと、何らかの形でライブを実現させたい想いから、
内縁の息子である空音央監督のもと、優秀なスタッフが集結し、
自ら「日本で一番音のいいスタジオ」として評したNHK放送センターの509スタジオを8日間借り切り、
カスタマイズされた長年の相棒であるヤマハ製のグランドピアノ1台だけでスタジオライブを敢行。
教授の人生の歩みを反映させた20曲を選曲し、まさに「THIS IS IT」な神選曲やったわ。
#𝐎𝐩𝐮𝐬‐𝐒𝐞𝐭𝐥𝐢𝐬𝐭
— Ryuichi Sakamoto | Opus (@Opus_movie) April 28, 2024
本作のセットリストは、#坂本龍一 さん自らが選び抜いた全20曲で構成されています。映画音楽、YMO時代の曲、ラストアルバム「12」からの曲など、教授の人生を辿る名曲の数々をぜひ劇場で🎥#skmt_opus#109シネマズプレミアム新宿 先行公開中https://t.co/ssBYuvumsR pic.twitter.com/zf1TtfCbUh
それに先立ち作中から「Merry Christmas, Mr.Lawrence.」のライブ動画がYouTubeにUPされており、
その指使い、息遣い、気迫が、全曲に渡って、ドルビーアトモスの音響から伝わってきたわ。
映像がモノクロだったのも、このスタジオライブが高尚なものに昇華したわ。
この映画は、音のいい映画館で見た方がいい。
ドルビーアトモスのほか、109シネマズのSAION、テアトル系のodessaでも公開され、
音の違いを比較するのも良し。
なお、この作品は、2時間にわたり、静寂感が漂うピアノソロが展開された、
音に関してかなりデリケートな作品です。
一般公開に先立ち、先行公開された109シネマズプレミアム新宿では、
1日1回「食べ物持ち込みNG回」が設定されたくらいですから、ポップコーンに代表される食品類は御法度。
飲み物も、日本茶、ミネラルウォーター、スポーツドリンクを推奨し、
(ちなみにワタクシは、ポカリスエット900mlだけで2時間を乗り切った。)
1回のゲップで場を台無しにする炭酸飲料や、排尿を促すカフェインが入ったコーヒーと紅茶は御遠慮願いたい。
以上!