CGは進化しても、オリジナルへのリスペクトは忘れず。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

CGは進化しても、オリジナルへのリスペクトは忘れず。

日曜日は朝からイオンモール京都桂川まで赴きダブルヘッダー。

その1発目は「猿の惑星 キングダム」(字幕)

 

 

 

1968年、名優チャールストン・ヘストンが、打ち果てた自由の女神を見て、

「ここは地球だったのか?!」と驚愕して56年が経過。

WETAデジタルの手で、モーションキャプチャーによる完全CGで再現された猿によるリブート版は、

公開されるたびに、新たなセンセーションを巻き起こした。

今回は20世紀フォックスがディズニー傘下に入っての、リブート版最新作として、

リブート版の英雄、シーザー亡き後の世界を描いており、

猿が完全CGになっても、オリジナル版の頃に立ち返った「志」を継承しています。

 

ウイルスの蔓延で知能を持ち始めたことで、地球の支配者が人間から、猿に変わられ、

猿のリーダーであるシーザーの葬儀から、300年後の地球。

独裁者のプロキシマス・シーザーによって、村が襲撃され、村の猿たちが奴隷として連れ去られたイーグル族。

襲撃から難を逃れたノアは、シーザーの教えを守りつつも、ノアと同じ境遇に遭われたオラウータンに遭い、

かつて猿は人間と共存していたことを知る。

ある日、ノアは人間の女性ノヴァと出会い、プロキシマスたちが築こうとしている帝国に疑問を抱くようになる。

 

この作品は、オリジナル版の第1作の頃に立ち返り、

猿同士の醜い争いと、人間が地球を奪還しようとする駆け引きが展開され、

進化した猿と、ノヴァのような賢い人間の共存は可能なのか?という重大なテーマが描かれており、

一言言うなら、結末に救われました。

オリジナル版の頃は、人間を猿化させる特殊メイクを施し、その精巧さに驚かされたが、

今はCGが主流となり、ここまでリアリティを追求するなんて、

これにはチャールストン・ヘストンも想像つかんかっただろう。

 

今回、リブート版のシーザー3部作を経て、ディズニー傘下の下、新たなシリーズとして誕生したんですが、

いずれディズニーリゾートグループが「猿の惑星」をテーマにしたアトラクションが誕生しちゃうかもな。

既に「アバター」のアトラクションがアメリカのディズニーリゾートで営業しちゃってるし。