推理サスペンスとしては上出来。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

推理サスペンスとしては上出来。

ゴールデンウィーク後半戦初日の5月3日(金)。

ワタクシは朝から奈良まで”密航”を敢行。

まずはイオンシネマ高の原に久々に赴き「陰陽師0」を鑑賞。

 

 

 

いまや日本映画界で「名前だけで客が呼べるスター」の地位を確立した山﨑賢人が、

今度は若かりし頃の安倍晴明を演じるという、

夢枕獏の代表作である「陰陽師」シリーズをベースに、

佐藤嗣麻子監督が夢枕獏全面協力のもと脚本を書き下ろしたオリジナルストーリー。

相棒となる源博雅を染谷将太が演じるなど、共演陣も錚々たる面子が揃った。

「ゴジラ-1.0」でハリウッドを唸らせた白組のVFXも凄まじかった!

 

陰陽師の育成を目的とした「陰陽寮」。

学生ながら呪術の天才である安倍晴明(山﨑賢人)は、性格がひねくれていてて、

呪術師そのものに興味が無く、授業もさぼりがち。

ある日、晴明は貴族の源博雅(染谷将太)から、皇族の徽子女王(奈緒)を襲う怪奇現象の解決を頼まれる。

次第に捜査が進むにつれ、陰謀が明らかに。

 

「アンフェア The End」(2015)以来、9年ぶりの新作となる佐藤嗣麻子監督の感性が冴えわたり、

よく知られている安倍晴明ではなく、資料が少ない陰陽寮時代の安倍晴明を深掘りしようと、

資料の収集にかなりの時間を要し、陰陽監修に加門七海を迎え、よりリアリティある作品作りを心掛けた。

結果として、伝記ものにして伝奇もの、そして、推理サスペンスとして出来上がっていてて、

この映画の安倍晴明と源博雅が、シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンに思えたわ。

 

これでワタシアターGWキャンペーン応募条件達成。