「ダイヤモンドの功罪」とは真逆を行く「忘却バッテリー」 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

「ダイヤモンドの功罪」とは真逆を行く「忘却バッテリー」

春アニメ。

今回、dアニメストアで追いついた作品をもう1本。

それが「忘却バッテリー」(テレビ東京系)。

 

 

この春では、「怪獣8号」同様、漫画配信アプリ「少年ジャンプ+」(集英社)連載作が原作で、

「呪術廻戦」「チェンソーマン」のMAPPAがアニメーション制作を手掛けます。

「チェンソーマン」にも携わった中園真登が初のTVシリーズ監督を務めます。

この手の野球漫画では、

最近週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載されている「ダイヤモンドの功罪」が注目されているが、

「ダイヤモンドの功罪」が才能を持ったために、

自分のせいで負ける人がいる、自分のせいで夢をあきらめる人がいると、

罪悪感を持って戦っている天才選手を描いているのに対し、

「忘却バッテリー」は、様々な理由で野球から離れてしまった高校生たちの出会いと再起の物語が描いていて、

表裏一体やなと。

 

かつて中学硬式野球界に、清峰葉流火(CV:増田俊樹)と要圭(CV:宮野真守)のバッテリーコンビが、

対戦相手を震え上がらせ、畏怖の意を込めて「怪物バッテリー」と名付けられ悪名を轟かせていた。

彼らと対戦した山田太郎(CV:梶裕貴)もその犠牲者の1人で、これが原因で野球から身を引き、

野球部のない都立小手指高校へ進学する。

そこには、野球に関する記憶を失った要圭と、圭についてきた清峰葉流火、

太郎同様に「怪物バッテリー」の前に屈した藤堂葵(CV:阿座上洋平)と千早瞬平(CV:島崎信長)が、

小手指高校に進学してきた。

 

まず、何もかも逃げっぱなしの要圭のキャラと、宮野真守の演技が、見事なまでの化学反応を起こして入り、

野球を題材にしたものとしては、異色すぎやろとツッコんじゃったわ。

このメインキャラ5人を取り巻くサブキャラも、クセがスゴいメンツだらけで、アクが強いのは否めないけど、

安定のMAPPAを期待しているわ。