あのは、そのまんまあのでした。
日曜日、クレイジーサイクロン状態でダブルヘッダー敢行。
まずは早朝からJR尼崎駅へ移動し、MOVIXあまがさきへ。
昨年末、某映画みたあとのアンケートに回答し、
見事松竹マルチプレックスシアターの招待チケットもらいましたが、ネット予約が使えないことと、
なんばパークスシネマと大阪ステーションシティシネマが使えないことが判明し、
有効期限が5月末までなので、善は急げなわけで、尼崎へ赴いた所存です。
まず、MOVIXあまがさきで観た映画は「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」。
「ソラニン」「おやすみプンプン」で知られる浅野いにおの、
2014年~2022年に週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)に連載された漫画が、
「PSYCHO-PASS」の黒川智之監督、プロダクションh+のアニメーション制作で、2部作でアニメ映画化。
ヒロイン役の声優に、幾田りらと、あのが参加しており、
単なるSFアニメ、単なる青春群像劇アニメとしてみたら、かえって火傷します。
東京上空に謎の巨大飛行物体が出現し、
それに伴う旅客機墜落と、大田区全壊で多くの死者を出してから3年後の東京都。
高校卒業を間近に控えた、おっとり系の小山門出(CV:幾田りら)と、不思議ちゃんの中川凰蘭(CV:あの)は、
巨大飛行物体襲来前と変わらず、クラスメイトと共に、相変わらずバカやっての日常。
そんなある日、巨大飛行物体から来た偵察艦を撃墜した夜に悲劇が起こり、
翌日、凰蘭は不思議な謎の少年と接触したことで、封印していた過去がフラッシュバックした。
予備知識なしで鑑賞したんですが、情報量の多さと、「ドラえもん」をパロった「イソベやん」の存在、
「四畳半神話大系」の伊東伸高がブラッシュアップしたクセスゴなキャラクターに打ちのめされたことと、
テレビ東京が製作委員会に参画しているせいからか、
かつての「新世紀エヴァンゲリオン」や「少女革命ウテナ」みたいな、先の読めない展開にぶっ飛びました。
幾田りらは「竜とそばかすの姫」で声優経験済みで、臆することなく役に徹していたが、
一方のあのは、そのまんまあのでした!
伊東伸高がキャラクターデザインを手掛けてなかったら、萎えていたことは間違いない!
映画は5月公開に延期になった後章へと続きますが、
延期した分、原作とは全く違ったエンディングを、浅野いにおが用意していることが明らかになっており、
原作レイプが問題になった「セクシー田中さん」騒動みたいにならないように願いたいものです。