日本に投下した原爆を開発した男の、栄光と後悔。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

日本に投下した原爆を開発した男の、栄光と後悔。

【はじめに よいこのみなさんへ】

こんかい しょうかいするえいがは

えいりんの えらいおじちゃんたちから

あーる じゅうご ぷらす していの つうちをうけており

じゅうごさいみまんの よいこのみなさんがみるには てきしていないため

このえいがを ごらんになることができません。

ほうりつてきに おっけーなねんれいになってから

でぃーぶいでぃ ぶるーれい おんでまんどはいしんで みましょうね♪

 

 

日曜日は朝から、TOHOシネマズなんばのIMAXスクリーンで、

クリストファー・ノーラン監督の最新作で、待望のオスカーを獲得した「オッペンハイマー」を観てきたゾ。

 

 

 

”新訳”バットマン「ダークナイト」3部作、「インターステラー」、「ダンケルク」、「テネット」と、

IMAXを駆使した大スクリーンの醍醐味と、デジタル技術に頼らない手法で、

”カツドウ屋”精神を守り続けているクリストファー・ノーランの最新作は、「ダンケルク」に続く史実もので、

広島と長崎に連続で投下した原子爆弾を開発した科学者、ロバート・オッペンハイマーの生涯に迫った大作。

主人公を演じたキリアン・マーフィーが、めっちゃ渋い!

 

第2次世界大戦中のアメリカ。

天才物理学者のロバート・オッペンハイマーは、アメリカ政府が進めるマンハッタン計画の責任者に選任される。

先住民の土地を買い占めて、町と実験施設を作り、

ロバート・オッペンハイマーをはじめとする優秀な科学者たちの手で、世界初の原子爆弾の開発に成功するが、

驚異的な破壊力をもった原子爆弾が2発、日本の広島と長崎に投下し、甚大な被害をもたらしたことに、

オッペンハイマーは苦悩することになり、さらには過去の共産主義活動について厳しく喚問されることに。

 

ホイテ・ヴァン・ホイテマのカメラワークや、IMAXのサラウンド音響から生まれる半端ない音圧もさながら、

今回の為に、白黒用のIMAXフイルムを開発し、これまでのダイナミックな作風を封印し、

ロバート・オッペンハイマーを軸とした、群像劇、人間ドラマに徹したことが、

映画芸術科学アカデミーを唸らせたと言っても過言ではない。

この映画、日本の惨状が描かれていないという批判が上がっているが、

自分としては、原爆を落とした側が後悔に苛まれていると思うんだよね。

何で自分は愚かなものを作ってしまったんだということを、ノーマン監督が紡ぎ出しているんだよね。

原爆を落とした直後の栄光と後悔が詰まっていてて、原爆投下後の幻覚がそれを表現しているのではと。

 

今回は、ユニバーサル映画の日本配給を手掛けている東宝東和が、

日本を刺激しかねないことから、日本公開に躊躇し、二の足を踏み続けてきたが、

そこに、「パラサイト 半地下の家族」、「ドライブ・マイ・カー」、「PERFECT DAYS」、

5月公開の「Ryuichi Sakamoto opus」と、

すぐれた作品を配給し続けているビターズ・エンドが割って入ったんだよね。

日本配給の買い手がつかない「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」との抱き合わせ販売で、

ユニバーサル映画から「オッペンハイマー」の日本配給権を獲得し、IMAX公開も実現。

今回もかなりの収入が見込めそうで、草生えるどころかジャングルやな(笑)