宿命と復讐のドラマ、とりあえず一区切り。
この日曜日、ワタクシはなんばパークスシネマまで、「DUNE 砂の惑星 PART2」(字幕)を鑑賞。
フランク・ハーバートの壮大なSF小説を、
「ブレードランナー2049」のドゥニ・ビルヌーブが2021年公開の前作に続いて映画化。
ティモシー・シャラメを筆頭に前作のキャストが続投したことに加え、
「エルヴィス」のオースティン・バトラーが、冷酷なキャラクターで登場するなど、新規キャストを投入。
2つの一族の宿命と復讐のドラマに一区切りがつきます。
その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる砂の惑星・デューンで繰り広げられた、
アトレイデス家とハルコンネン家の戦い。
ハルコンネン家の陰謀により一族を滅ぼされたアトレイデス家の後継者ポールは、
砂漠の民・フレメンのチャニの協力を得て、ついに反撃の狼煙を上げる。
中東の砂漠地帯でロケを敢行し、上映時間2時間45分を感じさせないテンポの良さと壮大なスケールが秀逸。
ラストのティモシー・シャラメと、オースティン・バトラーの対決は、
アクション・コレオグラファーの丁寧な指導も手伝ってか、美しい描写で魅了されたわ。
これには、総上映時間12時間の超大作プロジェクトを立ち上げるもとん挫したアレハンドロ・ホドロフスキーや、
1984年に映画化を実現させるも大コケしたデヴィット・リンチも到達できなかったでしょうね。