ハシリヤンのサンシータートリオは、キャンデリア&ラッキューロ以来の”親しみやすい悪役”。
テレビ朝日系の”ニチアサの道徳番組”、「スーパー戦隊」シリーズの第48作目、
「爆上戦隊ブンブンジャー」が3日よりスタートした。
幸いなことに、前回の「王様戦隊キングオージャー」に続き、
ABEMAと、TVerでの最新話1週間無料配信(毎週日曜朝10時更新)あり。
今回は「魔進戦隊キラメイジャー」以来となる4年ぶりの乗り物系のスーパー戦隊で、
(あれ?「キラメイジャー」って、「魔法戦隊マジレンジャー」と同じ魔法系じゃなかったっけ?)
ブンブン乗り回す通り車がメイン。
アニメ「ポケモン」の冨岡淳広がシリーズ構成を担当しており、扱う車のバリエーションが増える公算が高いな。
第1話は「自分の人生のハンドルは、自分でにぎる!」通りでしたね。
「頼まれたものは、どんなことがあっても絶対に届ける」がモットーの範道大也(井内悠陽)は、
情報屋の鳴田射士郎(葉山侑樹)と、クルマ型宇宙人のブンドリオ・ブンデラス(CV:松本梨香)と共に、
「シロクマ宅配便」では届けられない事情のある商品を扱っている、届け屋を営んでいる。
今回届けるのは、何と人間。
暴力団の跡取りとの望まれない結婚を強いられた志布戸未来(鈴木美羽)を奪還し、
本来の彼氏のもとに届けるミッションを敢行するんですが、
その最中に、大宇宙優略大走力団ハシリヤンの部下、サンシーターが現れた!
島本和彦が手掛けたハシリヤンのメンバーのデザインや、
4Kで描かれたブンブンメカや、巨大化したヤイヤイ・ヤルカーの走行シーンも秀逸ながら、
バクアケ合体したブンブンジャーロボの戦闘シーンでは、昔ながらのミニチュアセットを用いて、
東映東京撮影所の美術スタッフの職人芸が光ったわ!
今回の敵側、ハシリヤンの部下、サンシーターのキャラクターも注目。
デコトラーデ(デコトラが元ネタ/CV:諏訪部順一)
イターシャ(痛車が元ネタ/CV:水樹奈々)
ヤイヤイ・ヤルカー(ドリフト仕様のカスタムカーが元ネタ/CV:諸星すみれ)
このトリオを見て、「獣電戦隊キョウリュウジャー」でのキャンデリア&ラッキューロを連想してしまい、
久々に”親しみやすい、憎めない悪役”が出てきたなと。
キャンデリア&ラッキューロは、展開が進むにつれ、キョウリュウジャーと仲良くなるが、
今回のサンシーターのトリオ、ブンブンジャーと仲良くなる・・・わけねぇか。
今回の「ブンブンジャー」は、警視庁及び各道府県警から交通安全ポスターのオファーが殺到するでしょうね。
ここ近年、煽り運転の横行、飲酒運転の悪質化、
「茨城ダッシュ」「伊予の早曲がり」「松本走り」といった無くならない危険なローカルルール、
更には、首都高の大黒パーキングエリアのゴルフ目的での長時間駐車や、週末夜のドリフト族占拠といった、
高速道路のパーキングエリア、サービスエリアの駐車スペースの悪用が問題となっており、
ドライバーのモラル向上を、「ブンブンジャー」を通じて訴えているんだよね。
くれぐれも本物の子供に突っ込まれないようにな、バカ親ども!