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「マダム・ウェブ」は「スパイダーガールズ」誕生前夜の物語。
梅田でのダブルヘッダー2作品目は、TOHOシネマズ梅田本館(ナビオ阪急側)で、
「マダム・ウェブ」(吹き替え版)を。
”MCU”からスパイダーマンが離脱し、
今年誕生100周年を迎えるソニー・コロンビア映画で展開されている”スパーダーバース”最新作。
これまで「ヴェノム」「モービウス」と、スパイダーマンと対決するヴィラン(敵)側の映画が作られたが、
この「マダム・ウェブ」は、後にスパイダーマンをアシストする未来を予知する者、マダム・ウェブと、
事情(重大なネタバレに抵触するため割愛)でマダム・ウェブの手足としてヒーローとして戦う、
スパイダーガールズの誕生前夜の物語。
「フィフティ・シェイズ」シリーズのダコタ・ジョンソンがマダム・ウェブを演じます。
救命救急士のキャシー・ウェブが、救助中に生死をさまよう二次災害にあったことをきっかけに、
未来を予知する能力を手にしてしまう。
はじめはデジャヴュ程度だったが、偶然接点を持ってしまった3人のティーンエージャーが、
壁をはいずり、超人的な能力を持った全身黒ずくめの怪人に殺されるという未来を見たことから、
キャシーは法を犯してでも、彼女たちを守ろうと奮闘する。
しかも、その黒ずくめの怪人が、キャシーの母親を殺した仇敵だった。
ド派手な”MCU”とは対照的に、
サム・ライミ版「スパイダーマン」トリロジーの路線を継承し、人間ドラマ色を強めた”スパーダーバース”らしく、
ミステリーとサスペンスの要素を盛り込んだ、スリリングな展開やったわ。
この「マダム・ウェブ」は、”スパーダーバース”という大木から誕生した枝の1つ。
作品単体で楽しむには限界があるが、
後に”MCU”で存在が抹消されたピーター・パーカーと合流し、スパイダーガールズと共に、
ヴィランとの全面戦争に持っていく魂胆やな。
ヴィラン側もライオンの血液を輸血し狂暴化したクレイヴンや、催眠術の使い手であるピプノを投入する(予定)。
今回は、ナビオ阪急側の8つのスクリーンのうち、なだらかな客席傾斜のスクリーンで観たが、
話題作りでヒロインの声優を務めた大島優子が出演する吹き替え版を見るにはこの程度で十分。
それにしても、子安武人、こんなに悪役が似合うとは(いやそっち!?)
今年の夏は、”MCU”も黙っておらず、「デッドプール」最新作で、
「ローガン」をもってウルヴァリン役を卒業したヒュー・ジャックマンがカムバックするからな~