所詮、エンターテイメントと割り切って。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

所詮、エンターテイメントと割り切って。

Jリーグ開幕ウイークエンドとなった23日。

ワタクシは小雨が降る梅田まで赴いて、ダブルヘッダー敢行。

まずはTOHOシネマズ梅田アネックスで、「ネクスト・ゴール・ウィンズ」を鑑賞。

 

 

「ジョジョ・ラビット」「ソー ラブ・アンド・サンダー」のタイカ・ワイティティ監督が、

サッカー・アメリカ領サモア代表チームの初勝利を追ったドキュメンタリー映画、

「ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦」(2014年日本公開)を原案にした、

サーチライトピクチャーズ(旧:フォックスサーチライト)製のサッカーエンターテイメント映画。

ワタクシ自身、2014年の日本公開時に「ネクスト・ゴール!」を鑑賞し、

勝った負けたより大事なものを学ばせてくれました。

 

 

「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」で若かりし頃のマグニートーを演じたマイケル・ファズベンダーが、

アメリカ領サモア代表チームの監督を引き受けたトーマス・ロンゲンを演じ、

脇を固めるキャストも、実話に沿ったキャスティング。

 

2001年、日本&韓国行きの切符を賭けたFIFAワールドカップ(TM)オセアニア地区予選で、

オーストラリアに31失点の完封負けを喫し、意気消沈なアメリカ領サモア代表チーム。

チーム創設以来、公式戦全敗、無得点の状況を何とかしようと、

すぐにキレやすい悪癖が原因で、指揮していたアメリカU-20代表監督を解任されたばかりの、

オランダ国籍のトーマス・ロンゲンを招聘することに。

やる気なさげのサッカー最弱国の代表チームvsアンガーマネジメント皆無の指揮官の戦いが始まった。

 

所詮、エンターテイメント。

ドキュメンタリー映画を元ネタに、色々と脚色、誇張表現をしているのは否めないけど、

20世紀スタジオ(旧:20世紀フォックス)のアート部門であるサーチライトピクチャーズに任せて正解やったと。

後半のトンガ代表チームとの試合は、最大のハイライトやったね。

「ベスト・キッド」や、アメフト界を舞台にしたオリバー・ストーン監督の「エニー・ギヴン・サンデー」から、

モチーフを引用したり、

性格に問題がある指揮官や、様々な問題を抱えた選手の人間ドラマをわかりやすく伝えている。

要は「映画はわかりやすい」ものだと。

 

Jリーグ開幕のいいタイミングで、こんなサッカー映画をぶち込むなんて、

日本配給元のディズニー・ジャパン、粋やね!