両澤千晶から贈られた、最高のサプライズ。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

両澤千晶から贈られた、最高のサプライズ。

大阪市内では大阪国際女子マラソンが行われた28日の日曜日。

ワタクシは朝から、大阪メトロのエンジョイエコカード土日祝用(税込620円・子供用半額)を購入し、

ダブルヘッダーを敢行。

まずは自宅から290円区間にある地下鉄谷町線大日駅にあるイオンシネマ大日へ行き、

「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を見る。

 

 

 

大阪市内はかなりの上映回数が設定しているにもかかわらず、早朝の回はかなり込み合うことから、

大阪市外なら無難に見る事が出来るだろうと察しまして、大日に選んだ。

この日のイオンシネマ大日は、朝9時開場で、シネマ棟のエレベーターのみの入場でしたが、

開場を前に、この行列!!!

しくじったぁ!!!

で朝9時開場、チケット引換、飲食売店で買い出ししたのち場内へ。

 

本題。

2002年にMBS・TBS系土曜夕方に4クールで放送された「機動戦士ガンダムSEED」は、

富野由悠季&矢立肇原案の「機動戦士ガンダム」をベースに、コズミック・イラの世界で、

遺伝子操作された人類・コーディネーターと、自然に生を受けた人類・ナチュラルの対立を通じて、

不殺のパイロット、キラ・ヤマトの活躍を描き、

「ガンダム」シリーズの根幹である「それでも人は生きていかねばならない」のメッセージを伝えた。

平井久司が紡ぎ出した魅力あるキャラクター陣と、大河原邦男のデザインを踏襲したモビルスーツ群で、

「新機動戦記ガンダムW」以来に女性ファンが多く生まれ、

”ファーストガンダム”を知らない世代に受け入れられた。

 

 

2004年には続編となる「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が、

MBS・TBS系土曜夕方に4クールで放送された。

 

 

そんで、「DESTINY」の続編となる劇場版の企画が動き出そうとした矢先に、

シリーズ構成を担当した両澤千晶が闘病生活に入り、2016年2月16日に逝去。

こちらも腐女子ホイホイとなった「機動戦記ガンダム00」に忘れ去られる形で、

劇場版「ガンダムSEED」の企画はとん挫。

 

アニメーション制作元のサンライズが、バンダイナムコグループの映像事業共同体、

バンダイナムコフィルムワークスの中に入り、サンライズが事業部門のレーベルに移った2022年、

「機動戦士ガンダムSEED」放送20周年を記念したプロジェクトが立ち上げられ、

劇場版の製作が公表された。

両澤千晶の遺したプロットをもとに、夫である福田己津夫監督と、小説版を執筆した後藤リウが脚本を書き、

福田己津夫監督のもと、サンライズ事業部門の優秀なスタッフが結集して製作。

キラ・ヤマト役の保志総一朗を筆頭に、オリジナルキャストほぼ再集結の上、

”コズミック・イラ”の世界初参戦の声優も多数参加。

この作品の為に、T.M.Revolution名義で「SEED」「SEED DESTINY」でOPを担当した西川貴教が、

映画「逆襲のシャア」の主題歌「BEYOND THE TIME」を手掛けた小室哲哉と組んで、コラボ曲を製作。

EDを担当したSee-Sawも19年ぶりの新曲をリリース。

「SEED」誕生20周年、「SEED DESTINY」完結から20年、最大のサプライズ。

しかも、ここ近年の「ガンダム」シリーズ劇場版に見られた、

ブルーレイ劇場先行販売がない、1900円均一のODS(非映画コンテンツ)ではなく、一般興行扱いなので、

学生料金、シニア料金、レイトショー料金、あります!

劇場ごとの招待券、割引クーポン、使えます!

毎月1日の映画の日や、基本毎週水曜日の1300円均一デーといったサービスデー、適用されます!

 

コズミック・イラ75年。

反コーディネーター団体・ブルーコスモスの反抗と、コーディネーターの独立運動で、世界は疲弊していた。

事態を沈静化するべく、ラクス・クライン(CV:田中理恵)を初代総裁とする世界平和監視機構・コンパスが創設。

キラ・ヤマト(CV:保志総一朗)、シン・アスカ(CV:鈴村健一)を中心とした構成員が戦地に介入し、

鎮静にあたっていた。

そんな折、オルフェ・ラム・タオ(CV:下野紘)を宰相とする新興国・ファウンデーションから、

ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。

それは、自身の野望を実現させるために、コンパスを貶めるための罠だった。

 

4Kの高画質映像と、ドルビー7.1ch音響、そして、20年の時を経て進化したアニメーション制作技術。

この時代で「ガンダムSEED」を描いたら、こんなにすごい作品が出来るとは。

西川貴教と小室哲哉のコラボ曲からフルスロットルで駆け抜け、

過去の「ガンダム」シリーズを連想させたシーンも盛り込まれ、

逆襲からの救いの結末に持って込んだことに感動した!

これは、両澤千晶から贈られた、「これこそが、俺達の『ガンダムSEED』だ!」な映画で、最高のサプライズ。

もうこんなん作っちゃったら、富野由悠季が嫉妬してしまうやろ!!!