
「春になったら」は王道のホームドラマ。月9なんて目じゃない!
冬ドラマ。
今回はフジテレビ系月10「春になったら」。
とんねるずでの活動は、年始の「スポーツ王は俺だ!!」程度になったが、
石橋貴明はマッコイ斎藤と組んで自身のYouTuber活動が軌道に乗り、
木梨憲武は実家の自転車屋のリブランディング戦略が軌道に乗り、
共に還暦迎えてピン活動は好調。
その木梨憲武が、24年ぶりに連続ドラマで主演張ります。
しかも、「あなたがしてくれなくても」が記憶に新しい奈緒と父娘タッグ。
今回は「ガリレオ」シリーズや「龍馬伝」の福田靖によるオリジナル脚本で、
3か月後に売れないお笑い芸人の彼氏と結婚する娘と、3か月後にすい臓癌でこの世を去る父の、
かけがえのない3ヶ月間を描きます。
娘「3か月後に結婚します!」
父「3か月後に死んじゃいます!」
家長の椎名雅彦(木梨憲武)は、妻・佳乃(森カンナ)に先立たれた後、
男手一つで娘・瞳(奈緒)を育ててきたり、反発しあいながら暮らしてきた。
雅彦はカリスマ実演販売員で、巧みな話芸でギャラリーの衝動買いを誘発させてきた。
瞳は助産師としての仕事にやりがいを感じていた。
元旦、父娘二人きりのおせち料理で、雅彦と瞳は、それぞれ報告し、
瞳は、歳の差10歳以上のお笑い芸人・川上一馬(濱田岳)と結婚することを報告したが、
一馬が売れない芸人であることを知った雅彦は激怒し、猛反対。
雅彦はステージ4(末期)のすい臓癌であることを、瞳がつまらないウソだとバッサリ。
そんな噛み合わない父娘の3ヶ月間が始まった。
ふたを開けてみたら、王道のホームドラマやなと。
娘の婚活と、父の終活。
福田靖は、この2つのテーマを融合させる離れ業を見せてくれた。
かけがえのない3ヶ月間、どうやって送るか、
反目しながらも「人はわかり合える」ことを伝えたかったんでしょうね。
とにかく、木梨憲武、久々の連ドラで怪気炎あげてます。
アツいです。
こんなん見せられたら、月9の「君が心をくれたから」がクソに思えたわ!